2018年09月15日号
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「忘却の海」に浮遊するこだわりの諸断片──「ヨコハマトリエンナーレ2014」レビュー

[2014年08月15日号(暮沢剛巳)]

 ここ数年で、日本でも随分と国際展が増えた。それぞれの国際展が、他との差別化を図るべく創意工夫を凝らしているが、その多くは市街地や公共空間にも作品を設置し、地域性を前面に押し出す傾向にある。地域振興や都市の再整備といった開催の目的を考えれば...

アートと空間の自由で多様な関係

[2014年08月01日号(多田麻美)]

 アートが常識を踏み越えるとき、その常識が目に見える「空間」であれば、その印象は鮮烈なものとなりやすい。「踏み越えること」そのものによって、その空間が祝祭的な意味合いを帯びることもある。  例えば、同一の空間で、来場者がそれぞれ好きな絵を描...

思考の結晶としての住宅(「戦後日本住宅伝説—挑発する家・内省する家」展レビュー)

[2014年07月15日号(南泰裕)]

“Under the Same Sun: Art from Latin America Today” vs“James Lee Byars: 1/2 an Autobiography”

[2014年07月01日号(梁瀬薫)]

 まったく異なるアプローチでグローバル社会に訴えるパーフェクトな2つの展覧会。  ラテンアメリカのトロピカルな現代アート展に見る現実社会とジェイムス・リー・バイヤーズのモノクロームなインスタレーションから体感する神秘。

現在へのノスタルジア(「MOTコレクション特別企画 クロニクル1995-」レビュー)

[2014年06月15日号(足立元)]

 懐かしさと新鮮さは矛盾しないのだろうか。毎年夏の東京都現代美術館(都現美)は、親子連れで賑わう大型展覧会の隣で、中規模のハードコアな企画展をひそやかに開催している。今年は、奥にある常設展示室のすべてを使い、「クロニクル1995-」と題し、...

失われた作品を求めて──ナチスによる略奪とグルリット・コレクション

[2014年06月01日号(木村浩之)]

 第二次世界大戦後半のヨーロッパ。そこには、ナチスによる略奪や破壊から文化財を守る使命を負った兵士たち──美術・建築分野の専門家たちを含むメンバーで結成された──がいた。戦後も、彼らは隠された文化財を探し出す役目を担った。「モニュメンツ・メ...

映画/映像のメディウムを読み直す(「映画をめぐる美術──マルセル・ブロータースから始める」展レビュー)

[2014年05月15日号(阪本裕文)]

 美術館の展覧会において映像作品や、映像を使用したインスタレーション作品が展示されることは、今やありふれた光景となっている。1990年代後半あたりから増加したこのような傾向は、制作環境の変化から見ると、ノンリニア編集やビデオプロジェクターの...

モビリエ・ナショナル:Les Gobelins au siècle des Lumières──Un âge d’or de la Manufacture royale展/Carte Blanche à Pierre et Gilles展

[2014年05月01日号(栗栖智美)]

 フランス・パリにある、ゴブラン織ギャラリー(Galerie des Goblins)では、この春から、2つの展示が同時開催されている。ひとつは、ギャラリーを運営する「モビリエ・ナショナル」(フランス国有動産管理局)のゴブラン織のコレクショ...

「もの」の新たな秩序を求めて──「イメージの力──国立民族学博物館コレクションにさぐる」展

[2014年04月15日号(安藤礼二)]

 『イメージの力』展は、「国立民族学博物館コレクションにさぐる」と付されたサブタイトルからも明らかなように、大阪の国立民族学博物館が収蔵している「民族」資料を、東京の国立新美術館で「芸術」作品として展示する、という試みである。資料なのか、作...

映像の交換性──3.11を契機として制作された映画・映像について

[2014年04月15日号(阪本裕文)]

 この論考の目的は、3.11を契機として制作された映画・映像を論じることにある。そこで私は、東日本大震災と原発事故を契機として制作された作品のなかから、震災・原発事故以前のドキュメンタリー映画においては積極的に見出されなかったような文脈を取...

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