展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

建築書の解剖学

著者:アンドレ・タヴァレス

翻訳:千代章一郎

発行:鹿島出版会
発行日:2024年9月9日
サイズ:B5判、336ページ

「建築についての書物」から「建築としての書物」へ――。
建築家は、紙面構成や印刷技術を駆使して、唯一無二の建築書を生みだしてきた。
質感、表面、旋律、構造、尺度という5つの切り口から建築書を解剖し、建築と書物の連関に迫る。

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終わるまではすべてが永遠──崩壊を巡るいくつかの欠片

著者:木澤佐登志

発行:青土社
発行日:2024年9月11日
サイズ:四六判、322ページ

生産性という計量可能な尺度によって物事が計られる世界で、私たちは疲弊し、無能感に取り憑かれているようだ。生まれてこないほうがよかったと嘆き、ここではないどこかへ脱出したいと願うとき、どこへ向かうことができるのか。加速に抗い、生に抗いながら生きる筆者が、政治・文化・思想を経巡りながら自由に紡ぎだす未来像。

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現代写真とは何だろう

著者:後藤繁雄

発行:筑摩書房
発行日:2024年8月6日
サイズ:四六判、384ページ

写真にしかできないことを理解しない限り、現代写真の魅力は語れない。だが、それはいったい何なのだろう──。あたらしい写真表現を読み解くための新・写真論。

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C-GRAPHIC INDEX──新世代中華圏グラフィックデザイナーの現在

 

編著者:後藤哲也

発行:グラフィック社
発行日:2024年8月25日
サイズ:B5変形判、264ページ

社会とテクノロジーの変化のなかで中華圏のグラフィックデザイナーたちは何に挑戦してきたのか、その姿勢や発想を北京、上海、香港、台湾ほか15都市56組のデザイナーたちの実践に探る初めてのビジュアルドキュメント。

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WAYS OF BEING──人間以外の知性

著者:ジェームズ・ブライドル

訳者:岩崎晋也
発行:早川書房
発行日:2024年7月1日
サイズ:四六判、496ページ

知能は人間の独占物ではない。自動運転車もチンパンジーもタコも木も菌類も、独自のあり方で知的といえる。それらが体感する「世界」とは? AIと認知科学を学んだアーティスト/ジャーナリストが示す自然・テクノロジー・人類の新たな生態学。解説/江永泉

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教育の超・人類史──サピエンス登場から未来のシナリオまで

著者:ジャック・アタリ
訳者:林昌宏

発行:大和書房
発行日:2024年6月20日
サイズ:四六判、496ページ

知識の受け渡しは、当初は種の保存のためであった。その後、一神教による知識の独占、権力者による教育の干渉を経て、現代は一人ひとりが知識を育てる時代になった――。

これまで人類の歩いてきた「知の歴史」を見通したうえで、AIの登場でガラリと変わった未来のシナリオをと予測する。

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若い読者のための美術史

著者:シャーロット・マリンズ
監修者:大島徹也
訳者:下田明子

発行:すばる舎
発行日:2024年8月20日
サイズ:A5変型判、464ページ

本書では、すでに忘れられていた人々も含め、多様な芸術家たちの物語を通じてその作品を案内していく。
兵馬俑やノックの彫刻、ジョットやミケランジェロなどのルネッサンスの芸術家、ケーテ・コルヴィッツ、パブロ・ピカソ、フリーダ・カーロなどの先駆者、アイ・ウェイウェイやシリン・ネシャットなどの抵抗としての芸術を創作する現代芸術家、そしてソフォニスバ・アンギッソーラ、ジェイコブ・ローレンスなどの忘れられた芸術家。
一方でニジェール渓谷、ペルー、ラパ・ヌイ、オーストラリアなど各地を訪ね、土地と深く結びついた作品への理解を深めていく。
美術をより近くに感じる10万年の旅に出発しよう。

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