熊本市現代美術館にて、熊本出身の美術家、映像作家 中村壮志の初個展「潸潸、燦燦 | Echoes」が開催されます。

映画や文学、音楽、個人的な出来事などを起点に制作する中村は、今回、民俗文化である「雨乞い太鼓」に着想を得て、サウンドとオブジェクトで構成された新作のインスタレーションを発表。光や音が明滅し、楽器、鉱物、家族の所有物 など部屋に置かれたオブジェクトが微細に振動し続ける、まるで異界の、または馴染み深い劇場のような空間が立ち現れます。

中村は、「雨乞い太鼓」を呪術的行為と捉え、自然のその先に人が感知する「見えないもの」への「祈り」と「抵抗」という異なる感情のせめぎ合いから、人が自然や未知なるものと切り結ぶ関係のあり方を描き出します。近代的思考に潜在する二分法の境界に新たな地平を切り拓いていくその姿勢は、今の時代を生き抜く抵抗の狼煙(のろし)となるでしょう。

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■アーティストトーク
日時|1/25(土)17:00 ~
会場|熊本市現代美術館 アートラボマーケット
参加費|無料

会期:2025/01/25(土)~2025/04/06(日)
会場:熊本市現代美術館 ギャラリーⅢ(熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館3階)
開館時間:10:00〜20:00
休館日:火曜日(2/11(火・祝)は開館)、2/12(水)
入場料:無料
主催:熊本市現代美術館(熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団)
問い合わせ先:熊本市現代美術館
TEL:096-278-7500 E-mail:gamadas@camk.or.jp
公式サイト:https://www.camk.jp/exhibition/#next