京都芸術センターにて、「WE ARE THE HOUSE」が開催されます。


「わたしたちが家」と奇妙に題されたこのプロジェクトは、私と3人のオランダ⼈のアーティストやアクティビストが京都に滞在し、劇場・映画館・ギャラリー・学校・お寺などを舞台に、地域の人々と共に語り合う場―HOUSEを立ち上げる9日間のサロン、そして2026年に発表されるパフォーマンスです。

女性性、家族、ジェンダー不平等、家父長制、LGBTQ、人権、中絶医療をテーマに、展示、パフォーマンス、トーク、映画、ワークショップ、パーティー、食堂を通して、アーティストと市民が出会い、対話するオープンで包括的な空間をつくり出します。

雨風をしのぎ、家族や共同体との安らぎの場、とされているHOUSEを観察し、シフトさせ、解放し、解体し、シェアし、共に創ることで、HOUSEは「わたしたちの家」となりうるのか。2025年大阪万博のオランダ公式文化プログラム「WE ARE THE HOUSE」は9日間の実験的な対話を通して、その問いに向き合います。


向井⼭朋⼦

公式サイトより)

開催プログラム

■サロンプログラム 京都編
日時|5/30(金)〜6/8(⽇)
会場京都芸術センター、No.317 ANEWAL Gallery、妙蓮寺塔頭⽟⿓院 ほか
出演|向井⼭朋⼦、レベッカ・ゴンパーツ、ノア・ヤンスマ、メカニクス記梨⼦

■みんなの祭壇
サロン開催中、写真や思い出の品、好きな花やフルーツを持ち寄り、自由に飾れる祭壇を作ります。
設置期間|5/30(金)15:00〜6/8(日)18:00
設置場所|京都芸術センターエントランス

■乙姫ラジオ
京都芸術センター内トイレを展示室として、音を消す文化だけではなく、世界各地の多様なトイレ文化にも目を向けて、トイレを巡る価値観や習慣を多角的に問い直します。
設置期間|5/30(金)15:00〜6/8(日)18:00
設置場所|京都芸術センター内トイレ
アーティスト|遠藤麻衣+向井山朋子

■BIG HOUSE PARTY
メディアやイベントで活躍中の関西を代表するドラァグクイーンたちが集結!総勢23名のキャストでお届けするゴージャスでパワフルなオープニングパーティー!
日時|5/31(土)18:30〜21:00
会場|京都芸術センターフリースペース
参加費|特典付きチケット=10,000円(限定15枚)、一般=4,500円、U25=3,000円、U18:1,500円
定員|200名(要事前申込)
*詳細はこちらをご覧ください。

■私のためのメイクオーバー
ドラァグクイーンによるパーティーメイクやフェイスペイントなどを体験し、ジェンダーの枠を超えた自由な表現を味わいながら、自分だけの新たなジェンダーの可能性に出会いましょう。
日時|5/31(土)17:00〜18:30
会場|京都芸術センターフリースペース
料金|パーティーメイク=2000円、ポイントメイク=500円
*別途 “BIG HOUSE PARTY”への参加チケットが必要
*予約不要・先着順

■台所がつなぐ家族
家庭の台所に息づく物語を発見するアート・プロジェクト。
出演|ノア・ヤンスマ+メカニクス記梨子
日時|6/3(火)・6/4(水)・6/6(金)12:00〜14:00
会場|No.317 ANEWAL Gallery
料金|無料
定員|各回20名
*詳細はこちらをご覧ください。

■性と身体を学ぶスクール
身体・セクシュアリティ・健康・権利について学び、ディスカッションを通じて理解を深めます。
講師|レベッカ・ゴンパーツ
日時|6/1(日)17:00〜19:00・6/3(火)16:30〜18:00・6/4(水)19:00〜20:30
*詳細はこちらをご覧ください。

■にほんご教室
日本語には、家父長制や古い家制度を感じさせる家族の呼称が多く存在します。日常生活の中で、私たちはどのように呼び、呼ばれているのでしょうか。
日時|6/5(木)16:00〜18:00
会場|No.317 ANEWAL Gallery
ゲスト|菅野優香(同志社大学大学院教授、映画研究)、中道照海(妙蓮寺塔頭玉龍院住職)、ジョイス・ラム(アーティスト)
*詳細はこちらをご覧ください。

■クィアって?
フェミニズムやクィアの視点からジェンダーやセクシュアリティに焦点を当てる映画研究者・菅野優香がキュレーションする映画上映会。
出演|菅野優香(同志社大学大学院教授、映画研究)、メカニクス記梨子
日時|6/6(金)18:00〜21:00
*詳細はこちらをご覧ください。

■縁食堂
妙蓮寺塔頭玉龍院でひとり親支援の活動を行なう住職・中道照海と、ゆるやかな縁食を提案する農業史研究者・藤原辰史がデザインする子ども食堂。
日時|6/7(土)12:00〜15:00
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2025/05/30(金)~2025/06/08(日)
会場:京都芸術センター(京都府京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2)、No.317 ANEWAL Gallery、妙蓮寺塔頭⽟⿓院 ほか
料金:それぞれのサロン・プログラムによって異なります。
コラボレーター:アフリーダ・オー・ブラート(アートマネージャー/ドラァグクイーン)、遠藤麻衣(アーティスト)、菅野優香(同志社大学大学院教授、映画研究)、シモーヌ深雪(シャンソン歌手/ドラァグクイーン)、ジョイス・ラム(アーティスト、編集者)、中道照海(妙蓮寺塔頭玉龍院住職)、藤原辰史(京都大学人文科学研究所教授、農業史研究者)、三觜なつ美(京都市中学校教諭)
企画・製作:Tomoko Mukaiyama Foundation
問い合わせ先:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)
TEL:075-213-1000(10:00〜18:00)E-mail:Info@kac.or.jp
公式サイト:https://www.kac.or.jp/events/20200410/