府中市美術館にて、2000年の開館当初から開催されているアーティストによる公開制作。第95回は、美術家・背景絵師宮﨑勇次郎による公開制作が行なわれます。

宮﨑の絵は、異国の地や遠い時代を思わせる景色を背に、人物や鳥、動物、富士山や虹、果ては目玉焼きやソーセージ、UFOや宇宙人までもが登場します。いずれも百科事典や過去の名画、広告など、どこかで目にしたことのある表現様式で描かれていることも特徴です。古今東西のイメージを等価に並べるその手法は、インターネットを通じて世界中の情報を日常的に消費する、現代の生をリアルに写し出しています。

公開制作のタイトル「パークライフ」は、公園に囲まれた府中市美術館という環境に由来しています。また、1990年代のブリットポップや2000年代頭に発表された日本の小説が、発想の源泉となっています。銭湯絵師であり、壁画も多く手がける宮崎の摩訶不思議な絵画術を見ることができる展覧会です。

<宮﨑勇次郎>
美術家・背景絵師。大分県出身。実家が銭湯であり、幼い頃から見てきたペンキ絵(背景画)をベースに、一つの場所からは観ることが出来ない、複数の視点を持つ絵画を制作している。「物事には相反する感情や考えが存在し、複雑に絡み合うように共存している。昨日まで正しかった事が今日は違う事がある。そんな曖昧な美しい世界を表現したい」。近年の主な個展に「カニッツアの三角形と真夏の幽霊」(2025)、「描かれた滝はどこへ流れるのか」(2024)、「ダニエウ・アウベスのバナナ」(2024)。

■公開制作
日時|2026/5/23(土)、5/24(日)、5/27(水)、6/5(金)、6/17(水)、6/20(土)、6/28(日)、7/3(金)、7/5(日)、7/25(土)、7/31(金)、8/2(日)、8/8(土)、8/9(日)
*いずれも12:00〜17:00

■作品展示
日時|2026/8/22(土)〜9/6日)
*8/22以降の土・日・休日の13:00〜17:00までは、府中市美術館の普及員によるガイドがあります。
*その他の時間はガラス越しにご覧になれます。

関連イベント

■ワークショップ「お風呂の富士山を描こう!」
浴室に飾れる「銭湯画」を描きます。
日時|2026/8/11(火・祝)13:30〜16:30
会場|府中市美術館1F 創作室
講師|宮﨑勇次郎
参加費|1,000円(材料代)
定員|20名*事前予約制(7/28締切)
対象|小学5年生以上
*詳細はこちらをご覧ください。

■アーティストトーク
日時|2026/9/5(土)14:00〜
会場|府中市美術館1階 講座室
ゲスト|町田忍(庶民文化研究所所長、銭湯文化協会理事)
定員|60名(先着順/予約不要)
参加費|無料
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2026/05/23(土)〜2026/09/06(日)
会場:府中市美術館 公開制作室(東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内)
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜日、7/14(火)〜7/24(金)
観覧:無料
問い合わせ先:TEL:050-5541-8600
公式サイト:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/koukaiseisaku/kokaikaisai/osp95_Miyazaki.html