
大学セミナーハウスにて、開館60 周年記念として「ユニットハウス復元プロジェクト」を支援するクラウドファンディングが実施されています。支援募集は2026年3月31日23:59まで。詳細は下記および、募集サイトをご覧ください。
———-
大学セミナーハウス開館の構想には、学生宿舎に関する画期的なコンセプトも含まれていました。それは自然の中で共に生活し、共に学ぶ学生たちの緊密なコミュニティを育むことを目的とした100戸のユニットハウスの建設です。これらは単なる宿泊施設ではなく、セミナーハウスの革新的な始まりを象徴するものでした。
しかし、時代の変化に伴う利用者ニーズの変化により、現在では宿泊施設としての役割を終え、当初100戸だったユニットハウスも十数戸を残すだけとなりました。数え切れないほどの学生たちの知的交流を静かに見守ってきたこれらの宿泊施設が永遠に失われる危機に瀕しています。
そこで、開館60周年を記念し、失われゆく原風景を未来へと繋ぐため、クラウドファンディングを通じてユニットハウスを1棟だけでも復元・保存するプロジェクトを立ち上げました。
皆様には何卒プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、ご支援・ご協力をいただきたくお願い申し上げます。
(募集サイトより)
プロジェクト概要
■寄付金の使い道について
寄付金は金額に関わらず、以下の費用に直接充てられます。
・当時を知る建築家による6号棟修復作業
・5・7号棟の自主施工による修繕工事材料費
〈目標金額〉 2,158,420円
[大学セミナーハウス ユニットハウス6号棟 修繕工事]
・標準+屋根交換修繕、木工事、内外装工事、発生材処分運搬費、諸経費
<ネクストゴール>3,160,000円
6号棟の両隣にある、5号棟、7号棟について自主施工による修繕工事を行ないます。
*詳細はこちらをご覧ください。
募集期間:2026/03/31 23:59 まで
問い合わせ先:大学セミナーハウス 総務部 募金担当
TEL:042-676-3081(直通)
E-mail:soumu-g@seminarhouse.or.jp
募集サイト:https://congrant.com/project/cgiush/16573.
関連記事
吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる|杉江あこ:artscapeレビュー(2022年04月15日号)
吉阪隆正の建築とその世界:「みなでつくる方法━吉阪隆正+U研究室の建築」展から|五十嵐太郎:フォーカス(2015年12月15日号)