令和6年3月をもって退任する美術学部構想設計専攻の髙橋悟教授の退任記念展を開催します。

髙橋教授はこれまで10年にわたり、都市における見えない敷居や分断を、芸術大学の移転がどのような形で迎えることが可能なのかを問いかけるプログラムを行ってきました。本展では、これまでの活動のアーカイブを映像と立体的な装置を組み合わせることで、過去の記録としてではなく、現在進行形の物語として再構成します。

ミチガイイイチガイキキチガイ~Still/Moving:崇仁でゴドーを待ちながら~

「あなたが京芸移転のプランナーだとしたら、どのような行動を取りますか?」。 京芸の移転構想が動き出した2014年に行った質問だ。インタビューに応じてくれたのは、クリス・デルコン(テート・モダン元館長)、 ウテ・メタバウワー(シンガポール現代美術センター長)、アビチャッポン・ウィラーセタクン(映画監督)の3名だ。「ミチガイイイチガイ キキチガイ」は、これら過去のインタビューを再構成し、複数の時差と視差から距離を計測するための姿勢となる。そして「ゴドーを待 ちながら」とは、その計測の方法となる。展示場所には京都市郷之町のフェンスで囲われた空き地と新キャンパスのF棟プロジェクト ルームを選んだ。StillとMoving を隔てる斜線上に留まるために。(髙橋悟)

ウェブサイトより)

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日時|3/23(土)15:00〜予定
会場|京都市立芸術大学 F棟 構想設計プロジェクトルーム
ゲスト|徳山拓一(森美術館アソシエートキュレーター)

会期:2024/03/20(水・祝)~2024/03/31(日)
会場:①京都市立芸術大学 F棟 構想設計プロジェクトルーム(京都府京都市下京区下之町57-1)
②京都市下京区郷之町のフェンスで囲われた空き地
*詳細はこちらをご覧ください。
入場料:無料
開館時間:12:00~18:00
主催:京都市立芸術大学
問い合わせ先:京都市立芸術大学事務局 連携推進課(事業・広報担当)
TEL:075-585-2006(平日 8:30~17:15)
公式サイト:https://www.kcua.ac.jp/20240320_takahashi/