ランドマーク・オブ・ニューヨーク
「ランドマーク・オブ・ニューヨーク」展は、ニューヨーク市の歴史的重要建造物(ランドマーク)保護法の施行40周年を記念し、同市に現存するランドマーク81点の写真を一堂に集めたユニークな写真展です。被写体には、公共施設や工場、オフィス、大学、美術館、公園、教会など多岐にわたる建造物が含まれますが、その一つひとつにさまざまな歴史やストーリーが隠されています。これらの写真を介して、今日に至るまでのニューヨークの変遷と歴史を垣間見ることができます。
同展は現在、世界40カ国を巡回中ですが、日本では、ニューヨーク市と東京都が姉妹都市であることから、東京都庁の南展望室で開催されます。写真の他に、ニューヨークのランドマークの姿を捉えた歴史ドキュメンタリー映像や、ニューヨークと東京のランドマークを人工衛星から撮影したGoogle Earthの3D画像によるマルチメディア・コンテンツも展示されます。
常に発展を続ける現代都市において、都市のバイタリティーやニーズを損なうことなく、歴史的重要建造物の保護を進めるには数々の課題もあります。「ランドマーク・オブ・ニューヨーク」展は、世界をリードするニューヨークを事例に、ランドマークの定義、現代都市におけるランドマーク保護の重要性、歴史的遺産の保護において個人や都市、政府が果たすべき役割などについて一考を促してくれることでしょう。 |
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