久々に京都で個展をした割石。女性がいつものようにメインで登場するペインティング。こってりした色が彼女らしい。恋人を部屋に招いた登場人物は、お色気ムンムンである。なんで女性の肌はいつもピンク色なの?と質問してみた。納得ゆくほどの答えは返ってこなかったけど、熱い女の肌は、青じゃなくてピンクのほうがそれっぽいのはわかってる。隣室で発表していた濡れた衣服をストーブのまわりで乾かして、裸に靴下だけをはいて酒瓶をぶらさげている女性が「男前」で、私テキには一番よかったかな。 [8月20日(火) 原久子]
ロックアートとは、ネイティヴアメリカンの祖先がアメリカ南西部の岩壁に彫った絵画的図像のこと。つまり典型的な「不動産美術」ですね。それをどうやって展覧会で見せるのかというと、やっぱり写真が中心。だけどそれだけでなく、印刷博物館館長にしてN・A・R・A(Native American Rock Art)探検隊長の粟津潔が描き写した図像のペインティングも展示しているのだ。館長が隊長を兼ねて自分の作品まで展示するなんて、カンチョーするで。 [8月22日(木) 村田真]
「いま、話そう 日韓現代美術展」の関連企画として、北原恵、出品作家のブブ・ド・ラ・マドレーヌ、美術家の嶋田美子を迎えてシンポジウムが開かれた。嶋田と北原からは最近彼女たちが参加した韓国での美術展やフォーラムなどについて報告とコメントがあり、韓国のアーティストたちの作品の紹介や動向などが伝えられた。ブブからは彼女自身の作品を通してのステイトメントが発表された。 [8月24日(土)原久子]