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天明屋尚「画強」 |
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6/27〜7/27 ナディッフ［東京］ |
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日本画的な手法と現代のモチーフをミックスさせた珍妙な絵。「Jポップアート」とでも呼びましょうか、それとも「ジャップアート」といいますか。会田誠や山口晃にも通じますね（そういえば3人ともミズマアートギャラリーだ）。
［7月3日（木） 村田真］ |
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駒形克哉展 |
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7/2〜12 表参道画廊［東京］ |
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黒の地に金紙の切り絵。こいつの作品も作者ともども珍妙だが、駒形の場合モチーフは和洋中の神話や文学から採られた象徴性の強いもので、いっそうペダンチックなディレッタンティズムを感じさせる。その珍妙かつ孤高の趣味性は他の追随を許さない。
［7月3日（木） 村田真］ |
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中国昇龍力展Part2 |
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6/23〜7/5 東京画廊［東京］ |
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Part 1の80年代に登場したアーティストの骨太な作品に比べて、90年代以降の今回はポップで薄気味悪い、でも技術的には抜群の絵画が中心。色でいえば前者は白黒、後者はピンクか。それにしても中国の現代美術はこの国の社会と同じくめまぐるしく変わり、次々と新しい才能を輩出するもんだ。
［7月4日（金） 村田真］ |
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名和晃平展 |
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6/28〜7/26 Studio
J,ノマルエディション／プロジェクト・スペース［大阪］ |
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動物の剥製などさまざまなものをガラスビーズで覆ったり、水槽に入った水の表面に泡の膜をつくるPixCellシリーズをこのところ継続して発表してきた名和晃平。今回の新作は偏光シートを用いてアクリルボックスに入ったスニーカーや小さなシマウマの剥製等が、そのなかに存在するのに、見る角度で見えなくなったり、複数に見えたりするものだった。ますます力をつけてきており、これからの彼の活動は要チェックである。
［7月5日（土） 原久子］ |
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志賀理江子 「明日の朝、ジャックが私を観た。」 |
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7/5〜27 graf
media gm［大阪］ |
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白木の額にはいった大小100枚以上の写真が黒いカーテンの上にぎっしりと並んでいる。ロンドンに住む志賀は、美術大学に通う学生だが、高校時代から写真を撮ってきた。彼女の今回の個展でモデルになっている人たちはすべて近所に住むおじいさんやおばあさんといった素人さんたち。それもアパートの自室をスタジオ代わりにライティングをして撮っているという。1枚1枚観てゆくと、次第に妄想というか想像が膨らんでゆき、いつしか勝手に物語をつくってしまっていることに気づく。映像作品も同時に投影。インスタレーションとしても面白いものになっていた。9月には東京のUPLINK
GALLERYにて開催予定。
［7月5日（土） 原久子］ |
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斎藤美奈子 |
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7/21〜8/8 fujikawa
gallery next［大阪］ |
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どれも窓や扉についたガラス越しみ見える風景などの写真だ。それは精神病院の窓から外をみたものなのだという。内の世界と外の世界とを隔てる境界でもあり、外の世界へと通じる接点と考えることもできる窓。「memory」というこのシリーズでは、子供の頃に精神病院へ通ったことがあるという作者は、ずっとトラウマになっていた過去と向かい合うために、そしてそのトラウマを超えるために、写真を撮る。それは彼女にとって自分探しの作業なのかもしれない。
［7月7日（月） 原久子］ |
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竹久夢二伊香保記念館［群馬］ |
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『オブラ』の取材で伊香保へ。この記念館は10年前に「渋川現代彫刻トリエンナーレ」のついでにいちど訪れたはずだが、そのときは観光地にありがちな「ひなびた記念館」程度の印象しかなかった。ところが今回じっくり見させてもらって、あらためて驚いた。夢二の作品もさることながら、ぜいたくな建築やインテリア、凝りに凝った展示のしかけに「ここまでやるか!?」と嘆息。伊香保人の心意気が感じられる記念館だ。それにしても、伊香保まで行って温泉にも浸からず日帰りとはトホホな取材旅行である。
［7月8日（火） 村田真］ |
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