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2016年01月15日号のバックナンバー

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フォーカス

不協和のなかに生成するもの:「ふぞろいなハーモニー」展から

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[2016年01月15日号(吉岡洋)]

香港アートシーン──大規模プロジェクトの展開と民主化デモの影響

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[2016年01月15日号(長谷川仁美)]

キュレーターズノート

「法貴信也 個展」「館勝生 展」

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[2016年01月15日号(中井康之)]

 「2本画」と自ら命名したスタイルに代表されるような独自の線表現による絵画世界をつくり上げてきた法貴信也の新作展が京都で開催されていた。また、80年代末から一貫してアクション・ペインティングを体現してきた館勝生の晩年の作品を展観する個展が大阪で開かれていた。2人の作家の試みを通じて考えたことを記したい。

「川内倫子 川が私を受け入れてくれた」「江上茂雄 展」

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[2016年01月15日号(坂本顕子)]

 熊本市現代美術館では、写真家・川内倫子の九州では初めてとなる大規模個展「川が私を受け入れてくれた」が2016年1月23日からスタートする。阿蘇の野焼きの写真を中心に構成された《あめつち》をひとつの核として、初期の《花火》や《うたたね》から、《Cui Cui》、《Illuminance》など、18年間にわたる活動のなかで制作された代表作を再構成するシリーズ、そして本展のために制作された熊本市民とのコラボレーション作品《川が私を受け入れてくれた》を含めた、約150点による壮大な展観だ。

菊畑茂久馬 個展「春の唄」、「Fly me to the AOMORI──青い森へ連れてって」

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[2016年01月15日号(工藤健志)]

 「え? カイカイキキギャラリーで菊畑茂久馬展!?」。この意外な組み合わせにまず驚き、いざ会場に足を運べば今度は菊畑さんの新作群にグルグルと思考を撹乱されてしまった。

現代ドローイング国際芸術祭「トゥー・スティックス」、「ここに棲む──地域社会へのまなざし」

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[2016年01月15日号(住友文彦)]

 ポーランド西南部に位置するヴロツワフは、スラブ人によって形作られ、その後、13世紀には東のモンゴル、14世紀には南のボヘミア侯、そしてハプスブルグ家、その後、西にあるドイツと、絶えず周辺からの侵略を受け、さまざまな文化と交易が行き交う波乱の歴史をたどってきた街である。第二次大戦後にポーランド領となったことで、東側のウクライナなどから多くのポーランド人が移り住んだ。そのため、ポーランド固有の文化的な特徴を色濃く感じるわけではなく、むしろさまざまな文化の混交が人々の相貌や多彩な料理に現われている。「コスモポリタン的な特徴」と観光用の説明にも記されているが、アジア系、アフリカ系の顔を目にすることは稀だった。

アート・アーカイブ探求

宮北千織《うたたね》──瞳を閉じれば見える「安部則男」

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[2016年01月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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