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2018年06月15日号のバックナンバー

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フォーカス

街を変えるアートとアソシエーション──MAD CityとYCAM

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[2018年06月15日号(寺井元一/城一裕/石川琢也)]

千葉県松戸市の一角に「MAD City」と呼ばれるエリアがある。2011年からこの場所で特異なまちづくりを仕掛けるのは、まちづクリエイティブ代表の寺井元一氏。日本各地でアートとまちづくりの関係が試みられるなかで、地域とアートはどのように関わることができるのか。MAD Cityでプロジェクトを企画した城一裕氏と、「地域開発ラボ」を有する山口情報芸術センター[YCAM]の石川琢也氏が、8年目を迎えたMAD Cityの取り組みを振り返りながら、地域とアートの可能性を探る。(編集部)

キュレーターズノート

ランドスケープ|ポートレイト まちの写真屋の写真論

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[2018年06月15日号(松本篤)]

目の前の一瞬のために
シャッターを切り続けてきた
“まちの写真屋さん”。
いま、あなたの眼に映っているのは
どんな風景、どんな人の営みですか。
あの日が訪れるその前とその後、
残す営みのこれまでとこれから。
これは、記録の裏側の記録──。

「拝啓、うつり住みまして 中之条移住アーティストの展覧会」/この半年間のアーツ前橋を振り返って

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[2018年06月15日号(住友文彦)]

群馬県中之条町周辺に住まいを移したアーティストたちによる展覧会「拝啓、うつり住みまして」を通して考える、若手アーティストの創作活動と生活のつながりとは。アーツ前橋館長の住友文彦が、同館でこの半年間に行なわれた試みの模様と併せてお伝えする。(編集部)

トピックス

現代日本写真が伝える眼差しの方法──「記憶と光 日本の写真1950-2000
パリ・ヨーロッパ写真館所蔵 大日本印刷寄贈コレクションより」モスクワ展

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[2018年06月15日号(鈴木佑也)]

今年の4月6日から6月3日まで、モスクワのマルチメディア美術館で「記憶と光 日本の写真1950-2000 パリ・ヨーロッパ写真館所蔵 大日本印刷寄贈コレクションより」展(以下「記憶と光」展)が「ロシアにおける日本年」の公式イベントとして開催されていた。既にartscapeには、この展覧会の元となるコレクションの経緯については飯沢耕太郎氏が、そして展覧会の内容についてはパリでの同展覧会に関する栗栖智美氏による記事に記されている。本稿ではこの展覧会が開催されているモスクワのアートシーン、この展覧会の母体であるモスクワ・フォト・ビエンナーレについて言及しながら、この展覧会の背景とモスクワにおける日本のアートの受容状況を紹介していきたい。

今、アート購入に注目が集まるのはなぜ?──5万円から始めるコレクションと運用方法の勉強会

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[2018年06月15日号(東成樹)]

近年、近現代美術のグローバルな美術市場での値上がりはすさまじい。海外に比べてアートが売れないといわれる日本でも、昨今は政府・経済界もアート市場の活性化への期待を寄せていると報じられている。他方で、人々が「アートを購入したい」という関心が高まりつつある。芸術祭の広がりで身近になったこと、オンラインで作家や市場の情報が以前よりも手に入れやすくなり、美術品購入の心理的障壁が下がったこと、さらには「資産運用」という考え方が身近になり、リスクなどを勉強した上で美術品を持ちたいという発想もあるようだ。とはいえ、まだまだ個人で画商と渡り合う自信はない、という人も少なくない。そこで「まったく知識のない段階から、勉強しながらアート作品を買う集団をつくり、文化を支援しながら各人の資産形成を図る」という試みが出現している。その一つを「美術回路」事務局長の東成樹がレポートする。

アート・アーカイブ探求

パブロ・ピカソ《ゲルニカ》──絶望は運命なのか「松田健児」

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[2018年06月15日号(影山幸一)]

artscapeレビュー

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