国内に、宮内庁管轄以外の古墳が6万基保存されているという。作者は、それらを訪ね歩き、この数年に約700基を撮影。今回は、2023〜2024年に記録した「古墳写真」から15点を選んで展示。KG+参加展。

古墳は、長い年月にさらされ、地域の人々の暮らしとともに意味や姿を変容させてきた。神社として祀られたり、後年の人々の墓地になったもの。公園や学校の中に残るもの。開発にともなって、道路や線路に分割・分断されたもの、太陽光パネルに囲まれているもの。それらの古墳には、人々の懸命な暮らしやおかしみ、開発の横暴が見え隠れし、さまざまなジャンルの鑑賞者の共感を呼び、毎年の人気展覧会となっている。

会期中、4月20日(土)18時30分〜20時、作者と考古学者の対談を開催。