2024年10月09日掲載
藤原和通─そこにある音
岡山県立美術館
- 会期
- 2024年09月21日~2024年11月10日
カルーセル
藤原は1960年代末ごろから、石(コンクリート)と木で制作された巨大な楽器を「音具」と名付け、多くの人で擦り合わせる観衆参加型のコンサート《音響標定(エコー・ロケーション)》を開催し、1976年ヴェネツィア・ビエンナーレに招待されるなど注目を集めます。一時期をイタリアで過ごし、1988年に帰国した後は、当時流行していたウォークマンとの出会いから、音の世界の拡がりを感じ、それが機械を通して記録されるということに関心を向けるようになります。自身で高性能の録音用マイクを開発し、世界中を飛び回り様々な音の記録を行い、1992年から1994年まで放送されたテレビ番組『ウゴウゴルーガ』で「おとのはくぶつかん」のコーナーを担当したり、2003年には京都に音を販売するショップ「オトキノコ」をプロデュースしたりするなど、美術の枠を超えて活動の幅を拡げていきました。2007年には音を触覚へと変換できるコミュニケーター《dayon》を商品化して一般発売しますが、そのコンセプトからは藤原の活動初期から変わらない、音の存在を知覚し楽しもうとする意識が感じ取れます。
本展では、藤原の作品や手掛けたプロダクト、記録された音に加え、当時の活動を伝える写真や資料などを紹介し、彼が伝えようとした音の魅力に迫ります。[美術館サイトより]
- 展覧会名
- 藤原和通─そこにある音
- 分類
- 企画展
- 会場
- 岡山県立美術館
- 会期
- 2024年09月21日~2024年11月10日 Googleカレンダーに登録
- 開館時間
- 9:00~17:00(10/26は19時まで開館、入館は閉館の30分前まで)
- 休館日
- 10/15、10/21、10/28、11/5
- 観覧料
- 一般=350円
65歳以上=170円
大学生=250円
*高校生以下無料
*障がい者手帳もしくはミライロIDをお持ちの方とその介護者1名は無料 - 住所
-
700-0814 岡山県岡山市北区天神町8-48
- 公式サイト
- https://okayama-kenbi.info/okabi-20240921-fujiwara/
- お問合せ先
- TEL:086-225-4800