○概要
 文学作品はしばしば芸術家にとって重要なモチーフとなり、また美術作品や芸術家自身が文学作品の中で重要な役割を担うなど、美術と文学は互いにインスピレーションを与え親密な関係にあることから「姉妹芸術」と称されています。
 本の装丁や挿絵をきっかけに芸術家と作家が親交を深め、国内では美術を愛好する文豪が多いなど、今日でも美術界と文学界は姉妹的距離感にあります。
 「美術と文学の対話 ~色彩の詩 言葉の詩~」展では文学との関わりが深い画家、また文筆業にも秀でた画家の作品を、当館収蔵品の中から文学にまつわるエピソードと共に紹介いたします。
 絵画、あるいは文章に通底する画家の美意識を感じていただければ幸いです。

【※好評につき会期を延長しました】

○展示作家(予定)
上橋薫、大津英敏、曾宮一念、谷口午二、鳥海青児、長尾淘太、藤田謹三、藤田嗣治、森長武雄、山田文子