アイスランド系デンマーク人であるオラファー・エリアソンは、私たちを取り巻く世界との関わり方に疑問を投げかけ、再考をうながす作品で知られ、近年は気候変動などの社会的課題への積極的な取り組みでも世界的に注目されているアーティストです。エリアソンの作品は、知覚、身体化された体験、エコロジーへの関心を原動力とし、自然現象やその要素である色彩、光、動きを用いて、鑑賞者を新たな知覚体験へ誘います。人間と自然環境との間に生じるもつれに焦点を当て、未来を形作る上で私たちが共有する責任について問いかけています。美術館やギャラリーの枠を超えるエリアソンの実践は、インスタレーション、絵画、彫刻、写真のほか、建築、公共空間との関わり、美術教育、政策立案、気候変動対策など多岐にわたります。[公式サイトより]