18世紀ヨーロッパで始まったとされる近代サーカスは幕末に日本へ渡来し、現代に至るまで多くの人々を魅了してきました。
旅芸人らが作り上げる非日常的な華やかさや賑やかさ、また彼らが同時に背負う悲哀や苦悩といった魅力は多くの芸術家の創作欲を搔き立て、国内には洋の東西を問わずサーカスや道化師を題材とした様々な作品が存在します。岡山県出身作家においても、20世紀アメリカで活躍した洋画家・国吉康雄や、大正ロマンを代表する画家・詩人である竹久夢二らが作品を残しています。本展では近代ヨーロッパおよび日本の作品を通して、作家がサーカスに見出した魅力を探ります。
特別出品として切り絵作家・酒井敦美による体験型作品「光の切り絵」を展示するほか、岡山に拠点を置き世界三大サーカスとも呼ばれる木下サーカスの所蔵資料も展観し、その歩みをご紹介します。