私たちの社会にコンピューターという道具が出現して以来、約半世紀以上が経ちました。
アートの世界でもコンピューターは欠かせない道具の一つとなっています。

本展で体験いただける作品は、コンピューター・デジタルサイエンスを駆使して制作された「インタラクティブアート」(双方向作品)と呼ばれ、作品と鑑賞者の双方向の関係性により成立する現代アートです。人の動きに合わせて音、光、映像が出現し、鑑賞者の五感を刺激します。また、作品と鑑賞者、さらに鑑賞者同士のコミュニケーションが生みだされ、多くの世代に豊かな作品体験を提供します。

私たちは太古の昔から道具とともに進化を遂げ、道具で遊ぶことで育まれた自由で自発的な発想が豊かな未来の可能性につながってきました。さて、現代のコンピューターはどうでしょうか?

本展はおとなも子どもも楽しめるたくさんの仕掛けが用意されています。遊びながら未来に思いをはせていただければ幸いです。