幕末・明治期に活躍し、今なお国内外で高い人気を誇る絵師・河鍋暁斎(1831~89)。手がけた画題は神仏画から戯画、動物画、妖怪画に至るまで、非常に多岐にわたり、そのいずれにも卓越した画技と機知に富んだ発想が見られます。本展では、世界屈指の暁斎コレクターである、イギリス在住のイスラエル・ゴールドマン氏の所蔵作品より、コレクションを代表する肉筆画と版画の名品、および日本初出品となる優品の数々をご紹介します。