中山道広重美術館を代表する浮世絵コレクション「木曽海道六拾九次之内」を、そろいで出陳する年に一度の展覧会です。本シリーズは宿場順に制作されておらず、渓斎英泉が24図を手掛けた後、作画を引き継いだ歌川広重が47図(「中津川」の異版を含む)を描き上げて完成しました。
開館25周年を記念する本展では、例年と大きく趣向を変え、本シリーズを作画時期ごとに展示いたします。英泉による起筆から広重による完結まで、江戸時代の人々が享受した当時の出版状況をご体感ください。