写真家の浅田政志は、自らの家族を題材にした写真集『浅田家』で木村伊兵衛写真賞を受賞し、コマーシャル・フォトの世界で活躍するとともに、日本各地でアートプロジェクトや展覧会を行うなど、現在最も高く評価されている写真家のひとりです。この度大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]では、浅田政志が一貫して自らの制作テーマとしてきた「家族」や「個人史」を、大阪府が収集した「大阪府20世紀美術コレクション」の作品と接続させることを試みる展覧会を開催します。

大阪府のコレクションの中心となっているのは戦後関西で活躍した美術作家による作品です。その中から須田剋太(1906~1990)、伊藤継郎(1907~1994)、齋藤眞成(1917~2019)、上前智祐(1920~2018)の4人の画家を取り上げ、いわゆる「表向き」の作家の姿ではなく、家族しか知りえなかった画家の横顔に写真家・浅田政志が迫ります。画家が過ごしたアトリエやゆかりのある場所を舞台に、家族との対話を重ねながら撮影された、ちょっとユニークな「家族写真」。浅田政志による家族写真の新しい展開を、画家たちの絵画作品とあわせてご覧ください。

■関連イベント
◎浅田政志 アーティスト・トーク
日時 :7月25日(土)13:30〜15:00
会場 : 2階 Room8
定員 :30名
参加費:無料

浅田政志さんが今回の展覧会について、撮影時のエピソードを交えながらお話しします。スペシャルゲストも登場するかも…?!

◎ワークショップ「わたしの一枚」
日時 :8月8日(土)①10:30〜12:00 ②13:30〜15:00
会場 :2階 Room8
定員 :各回15名
参加費:2,000円(税・材料費込)
協力 :キヤノンマーケティングジャパン株式会社

写真を撮るだけでなく、プリントしておくことの大切さについて浅田政志さんと考えるレクチャー・ワークショップ。お持ちのスマートフォンの中に数ある写真の中から一枚の写真を選び、プリントします。

<イベントへのお申し込み方法>
enoco展覧会webサイトよりお申し込みください(先着順)。
申し込み期間:7月7日(火)10:00〜
※フォームからの申し込みが難しい方は電話にて受付します(電話:06-6441-8050)。

■アーティストプロフィール
浅田政志(あさだまさし)
1979年三重県生まれ。家族写真集『浅田家』(赤々舎)で第34回木村伊兵衛写真賞受賞。日本各地の市井の人々を撮影するアートプロジェクトや写真の啓蒙活動に精力的に取り組む。主な展覧会に「浅田政志 YOKOHAMA PHOTOGRAPH―わたし/わたしたちのいま―」(2023年、KAAT神奈川芸術劇場)、「ぎぼしうちに生まれまして。」(2022年、BAG-Brillia Art Gallery-)「私の家族」(2020年〜2021年、阪急うめだギャラリー、三菱地所アルティアム)、「浅田撮影局」(2020年、PARCO MUSEUM TOKYO)、「拡張するファッション展」(2014年、水戸芸術館)、「LOVE展」(2013年、森美術館)、「八戸レビュウ」(2011年、八戸市ポータルミュージアムはっち)、「記念日をつくる記念写真」(2011年、ミュゼふくおかカメラ館)、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」(2010年、三重県立美術館)ほか。『浅田家』、『NEW LIFE』(赤々舎)、『家族新聞』(幻冬舎)、『アルバムのチカラ』(赤々舎)など著書多数。『浅田家』と『アルバムのチカラ』を原案とした映画『浅田家!』が2020年に公開された。