本展は、奈良県立万葉文化館と奈良県立美術館が、初めて本格的に連携して開催する企画展です。
奈良県立万葉文化館では、自らの住まう土地を離れて異郷へと向かう「旅」をテーマに、古代における公的な義務であった旅が、中世以降、参詣や文芸、絵画などの創作を通じた個人的な営みへと変化していく過程をたどります。交易や外交の往来のなかで詠まれた歌や、旅行ブームを背景に制作された江戸時代の名所絵やガイドブック、さらに、各地の風景をイメージの源泉とした近現代の絵画などをご紹介します。多様な旅のかたちのなかで生み出された作品を、奈良県のコレクションを通してご覧いただければ幸いです。