疫病退散や怨霊鎮魂の願いから生まれ、「たましずめ」の祈りを今に受け継ぐ祇園祭。永樂屋のある役行者町は、後祭の山鉾・役行者山の鉾町であり、当館とも深いゆかりがあります。
本展覧会では、永樂屋が昭和初期に染めた祇園祭柄の手ぬぐいを展示するとともに、2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』で衣装デザインを担当した日本画家・諫山宝樹氏が、祇園祭後祭の山鉾を主題に描き下ろした新作を特別公開します。千年以上続く祇園祭の祈りのかたちを、現代日本画の感性で鮮やかに描き出します。
1階では、「布の上の物語展」を同時開催し、明治・大正・昭和期に制作された伝説や昔話を題材とする手ぬぐいを当館コレクションよりご紹介します。物語に込められた祈りと理想、その時代の人びとの思いをひもときます。