CAVE-AYUMI GALLERY では、2026年6月13日(土)より、ベルギー・ゲントを拠点とするコレクティブ019 の展覧会を開催いたします。
019は、建築、グラフィックデザイン、ヴィジュアルアートのあいだに位置する実験的なプラットフォームとして、展示空間や公共空間における新たな関係性を探求してきました。ゲントのプロジェクトスペースを拠点に、ベルギー国内外で活動を展開し、アートと社会を接続する多様なインターフェースを創出しています。
本展では、019が近年手がけてきた複数のプロジェクトを再訪し、それらを新たなベンチ作品として再構成します。展示「Reservoir」「Radiator」、城砦公園でのランドスケープ・インスタレーション、デザイン展のための舞台構成、さらには019の拠点であるゲントの旧溶接工場を縮小再現したバウンシーキャッスル(バルーン遊具)など、過去の活動に由来する素材やアイデアが各ベンチに取り込まれています。
断片的な記憶や実践がベンチという具体的なフォルムへと変換されることで、019の活動の軌跡がひとつの星座のように立ち現れます。デザイン、建築、ヴィジュアルアートの領域を横断しながら、機能性、美学、攪乱性のあいだを往還する 019 の実践は、本展において「座るための彫刻」とも言える堅牢な家具として提示されます。
また本展にあわせて、中国の出版社 ori.studio より新刊書籍が刊行されます。本書は、5つのベンチを軸に、019というコレクティブ独自の実践や協働の方法を浮かび上がらせる試みです。来場者はベンチに腰掛けながらページをめくり、その多様で交差的な活動の軌跡を辿ることができます。