2026年06月29日掲載
Anna Gaskell 《She is Making A Spectacle Out Of Herself》
HAGIWARA PROJECTS
- 会期
- 2026年07月11日~2026年08月29日
カルーセル
アナ・ガスケルは1969年アメリカ生まれ。シカゴ美術館附属美術大学で学士号を、イェール大学大学院で修士号を取得しました。現在はロサンゼルスを拠点に活動しています。ガスケルは、演劇的な空間の中に少女たちを配置して撮影した初期の写真作品によって国際的な注目を集めました。その後は写真にとどまらず、絵画や映像へと表現の領域を広げながら制作を続けています。
本展では、油彩で描かれた新作の絵画を発表します。ガスケルの作品は、明確な具象表現でありながら、どこか不可解で謎めいた物語の気配を漂わせているのが特徴です。太い輪郭線と不透明な色彩によって描かれるのは、主に少女や若い女性たちです。その表情や置かれた状況は明確には語られず、見る人それぞれに解釈が委ねられています。
《Role Model》と題された作品では、「smug(したり顔)」と書かれたたすきのような布を身につけた若い女性が、多くの人々に囲まれています。彼女は「模範的な女性像」として周囲から向けられる期待や視線に静かに耐えているのでしょうか。それとも、その役割を引き受けながら堂々と立ち、称賛を浴びているのでしょうか。また別の作品では、大きなお腹をした女性たちと屋外にひとり立つ女性の姿が対照的に配置され、あるいは少女が階段を上るよう促されているかのような場面が描き出されています。
作品の内容が明確に説明されることはありませんが、どこか映画や演劇のワンシーンを思わせる場面は、見る人の想像力を掻き立てます。ガスケルはこれまで一貫して、女性に求められる役割や内面的な葛藤、自分自身をどう生きるのかというテーマに向き合ってきました。今回の制作にあたり、彼女は「Companion」という言葉が常に頭にあったと語っています。「仲間」や「連れ」を意味するこの言葉からは、女性が社会の中で誰と共に生きるのか、あるいは支え合いや孤独、また女性同士の関係性についての問いが浮かび上がります。そこには、現代における女性の生き方、さらに社会から向けられる視線に対するガスケルの繊細な考察が込められています。
アナ・ガスケル
1969年、アメリカ・アイオワ州デモイン生まれ。ロサンゼルスを拠点に活動。シカゴ美術館附属美術大学にて学士号、イェール大学大学院にて修士号を取得。これまでにGalerie Gisela Capitain(ケルン)、Yvon Lambert(パリ)をはじめとするギャラリーで個展を開催。また、デモイン・アート・センター(2020年)、クンストハレ・ギーセン(2018年)、シュトゥットガルト州立美術館(2016年)、ブレーメン市立美術館(2015年)などの美術館・アートセンターでも個展を開催している。作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ホイットニー美術館、ロサンゼルス現代美術館(MOCA)、テート(ロンドン)をはじめとする主要な美術館に収蔵されている。
- 展覧会名
- Anna Gaskell 《She is Making A Spectacle Out Of Herself》
- 分類
- 企画展
- 会場
- HAGIWARA PROJECTS
- 会期
- 2026年07月11日~2026年08月29日 Googleカレンダーに登録📅
- 休館日
- 日/月/祝日
8/12 - 15 - 住所
-
106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデ2F
<iframe src="" width="600" height="450" style="border:0;" allowfullscreen="" loading="lazy" referrerpolicy="no-referrer-when-downgrade"> - アクセス
- 日比谷線・都営大江戸線 六本木駅 徒歩3分
- 公式サイト
- https://www.hagiwaraprojects.com/
- お問合せ先
- info@hagiwaraprojects.com


