2021年にスタートしたIM MENは、「一枚の布」という三宅一生が掲げた思想を男性の身体から捉え、ものづくりの可能性を追求しています。本展では、2026/27年秋冬コレクションで発表した「KASURI」の発想の巡りと制作の過程をご紹介します。

あらかじめ染め分けた糸を用い、かすれたような模様に仕上げる日本の伝統織物、「絣」。この技法を独自に発展させながら、粗さと精細さや奥行きのある濃淡が一枚の布に同時に存在するテキスタイルを織り上げました。テキスタイルの表情と質感を最大限に活かすため、一枚の長方形を起点にした極めてシンプルな構造を設計。これにより自然なドレープが生まれ、より重層的で立体的なかたちの衣服へと展開しています。