本展は、明治の日本画の支援者であり、ボストン美術館の日本美術コレクションの礎を築いた大コレクターとして知られるウィリアム・ビゲロー(1850-1926)の没後100年を記念して開催するものです。一度はアメリカに渡り、昭和初期に日本に戻った肉筆浮世絵を中心とするビゲロー旧蔵の美術作品や、ビゲローが支援した狩野芳崖、橋本雅邦ら鑑画会周辺で活躍した画家たちによる日本画を展示します。こうした作品とともに、仏教に帰依したビゲローが終生の拠りどころとした園城寺法明院(滋賀県大津市)に残る遺愛の品々をご紹介します。旧ビゲロー・コレクションで現在愛知県美術館が所蔵する橋本雅邦《秋景山水図》を含むゆかりの美術作品・資料を通して、ビゲローの日本美術への愛情と貢献について振り返ります。