美術館に収められた作品は、時代や地域を越えてさまざまな歴史や文化を私たちに伝えてくれる大切な存在です。しかしその中には、通常の鑑賞では気づきにくい細かな表現や、肉眼では捉えられない制作の痕跡が隠されていることがあります。
 当館ではコレクションや美術資料のデジタルアーカイブ化を目指し、まずはコレクション50点の新規撮影を実施いたしました。本展はその成果を順次公開していく取り組みの第1弾です。
 今回は、通常撮影に加えて特殊な光を用いた撮影を行った5点の作品をピックアップし、撮影方法による見え方の違いと、そこから読み解ける作品の新たな側面をご紹介します。