TONERICO:INC.米谷ひろしが師事した、インテリアデザイナー・内田繁の遺志を受け継ぎ、あらたな祈りのかたち「杢」シリーズを発表します。

「杢」とは素材の表情と、その構成によって生まれる静かな空間性を表す言葉として定義した名称です。木や金属といった素材の区別ではなく、それぞれの質感と陰影が織りなす“祈りの風景”をひとつとして捉え、空間・象徴・道具を一連の思想で構成しています。

「杢」シリーズと同時に、「白」と名付けたプロトタイプ一連も展示いたします。
「杢」が素材の差異と陰影によるものであるならば、「白」という普遍性と向き合い、純化することで立ち上がる空間性を目指しています。

「杢」と「白」は、祈りの空間における二つの在り方を示しています。
杢は、ひとつとして同じもののない素材の表情を通して、個の記憶を静かに映し出します。白は、すべてを均質へと還元し、かたちの差異を超えて祈りそのものを静かに受け止めます。相反する個別性と普遍性という二つの在り方は、いずれも祈りの本質に向かうための異なるアプローチであり、空間に静かな奥行きをもたらします。


❖講演会のご案内
トークイベント「 米谷ひろし × 稲垣留美 」
出演:米谷ひろし、 稲垣留美(内田デザイン研究所 デザイナー)

米谷ひろしが師事した内田繁のデザイン理念を、稲垣留美とともに振り返りながら、それぞれのデザイン仕事のこと、これからのデザインについて語ります。
対談後は日本酒・ソフトドリンク・軽食をご用意して交流会も予定しています。

日時:10月31日(土)17:00~19:00
募集人数:先着 12 名様 ※要予約
参加費:1,100 円(税込)
※ご予約はお電話にて03-3538-5118(厨子屋 銀座本店)まで



●プロフィール
米谷ひろし Hiroshi YONEYA
TONERICO:INC.代表 / 空間デザイナー

1968年大阪府生まれ。1992年武蔵野美術大学卒業。2002年までスタジオ80に在籍し、内田繁に師事。
2002年TONERICO:INC.を設立、同代表。日本インテリアデザイナー協会選考委員長を歴任。多摩美術大学教授。
ミラノサローネサテリテデザインリポートアワード最優秀賞、JCDデザイン賞金賞、JID賞、日本空間デザイン賞金賞など受賞歴多数。
2022年、「KYOBASHI」がRed Dot Design Award で最高賞「Best of the best」を受賞。
代表作に、ARTIZON MUSEUM、SHIBUYA TSUTAYA、銀座蔦屋書店、LOFT 店舗開発など。
2024年、厨子屋 銀座本店1Fの空間デザインを行う。