おおしまたくろうは、自身の吃音症を背景に思い通りにコントロールできない楽器・装置の開発を通して、ノイズ(雑音)を楽しむ・PLAYする音響作品を発表してきた。近年では京都市のコミュニティFM「FM79.7MHz京都三条ラジオカフェ」にて、実験的な音の活動をカジュアルに語るトーク&ノイズ番組「サウンドやろうぜRADIO」でのラジオパーソナリティを務め、実験的な音の作品を放送している。
個展では、ラジオ番組の活動アーカイブと放送を通して生まれた新作の発表、さらに会場にラジオブースを設置してラジオ番組を制作するライブパフォーマンスを実施する。

表現活動を始めてから10年が経つ。かつては吃音を恐れ、黙りながら発言する方法として音楽に取り組んでいた。今はラジオというメディアを通して、積極的に発言できている。もっと吃りたい。これからも変わっていけるだろうか。ラジオでの表現活動をライフワークとして成り立たせようと足掻く作家の姿を笑ってくれれば嬉しい。