いきものは私たち人間にとって身近な存在です。彼らは、私たちに巡る季節の変化を知らせる存在として、時には私たちの暮らしを支えてくれる存在として、ともに生きています。私たちは、そんないきものたちに託して詩歌に想いを乗せてきました。
言葉で紡がれたいきものは、書くことによって留まり、表現に伴って印象が変化します。また、言葉のなかのいきものの中には、実在するいきものだけではなく、私たちの想像からうまれたいきものも息づいています。彼らは想像力によって、言葉と書表現を介して、私たちの眼前に再度あらわれるのです。
本展では、道風記念館の館蔵品の中から、平安時代、室町時代の古筆、和歌懐紙、江戸時代から現代にいたるまでの、いきものに関する書をとりあげます。
書の中のいきものと、私たち人間とが織りなす想像の世界をご堪能ください。

【展示品の作者】
▼特別展示
正徹和歌懐紙(展示期間:11/27~12/27)
伝藤原忠家筆柏木切(展示期間:1/5~1/31)

▼江戸時代~現代の書作品作者
本居宣長 丹羽盤桓子 貫名菘翁 巌谷一六 日下部鳴鶴
西川春洞 相澤春洋  石橋犀水 田中塊堂 恒川樵谷 中河与一
桜井松居 小坂奇石  加藤光城 村上榴堂 藤田東谷 森田安次
出口草露 神谷葵水  奥山道北 山田勝香 黒野清宇 吉田成堂
野崎小華 中根海童  田中徹夫

▼展示品鑑賞会(申込制・先着順)
令和8年12月13日(日曜日) 午後2時~2時45分
学芸員や参加者の皆さんとの会話をとおして作品をじっくり味わいます。
※申込制。先着順、定員15名程度。お電話(0568-82-6110)にてお申込みください。

▼展示品解説
令和9年1月23日(土曜日) 午前10時半~11時、 午後2時~2時半
学芸員が初心者向けに展示品の解説をします。
※事前予約は不要です。お気軽にお越しください。