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ミュージアム・シティ・プロジェクト1999
「ヴォッヘンクラウズール:アートによる提案と実践」 |
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会場:旧御供所小学校 (福岡市博多区御供所8-1)
会期:1999年11月15日~2000年1月17日
参加アーティスト:パスカル・ジーンネー、ヴォルフガング・ツィングル、
ウルリーケ・コーネン=ツルツァー、
カール・セイリンガー(以上ウィーン)、
藤浩志、桐野愛子、桐野祐子(以上福岡)
問い合わせ先:Tel. 092-283-4877
ミュージアム・シティ・プロジェクト 御供所スタジオ
今回のプロジェクトのネット掲示板“WochenKlausur in Fukuoka”:
http://bbs.idobata.net/cgi/mkres2.cgi?hazne
ヴォッヘンクラウズールHP:http://wochenklausur.t0.or.at
今後のスケジュール:
・フリーカフェ“タンネ”
11月23日~2000年1月16日 午後2時~7時(月曜定休)御供所小学校内教室
・ヴォッヘンクラウズール記録資料展
12月1日~12日 イムズ1階エスカレーターサイド
12月15日~2000年1月17日 旧御供所小学校
・交流会-ヴォッヘンクラウズールと話をしよう!
12月5日 イムズホール ロビー
・公開討論会「ヴオッヘンクラウズールが提案するアートと社会の新しい関係(仮称)」
2000年1月9日 あいれふ講堂
・公開交流イベント クロージングセッション
2000年1月16日 旧御供所小学校 |
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タン・ダウ パフォーマンス「I think about it」パートII
福岡アジア美術館 招へい作家プロジェクト |
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サンタクロースに扮したダウ氏は観客に欲しいものを聞いて歩き、それぞれの願いを担いだ紙の袋に墨で描いていく。
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自分の心(シャツ)と美術活動や経歴などを象徴する足(ズボン)、担いだ板の端に吊り下げたそれぞれは正反対の方向に進もうと主張し、ダウ氏は前後に振り回される。
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福岡アジア美術館は、福岡アジアトリエンナーレなどの展覧会活動以外に、交流プログラムとして毎年アジアの作家や研究者を長期間招へいするアーティスト・イン・レジデンス事業を、この秋から始動させた。初年度に招へいされた作家のひとりで、今年第10回福岡アジア文化賞を受賞した、東南アジア現代美術の父ともいわれるシンガポールのタン・ダウ氏は、9月から来年3月までの予定で現在福岡市に滞在中である。
「I think about it」と題されたパフォーマンスは、約3ヶ月の滞日期間を経たダウ氏がいま感じていること、考えたことを表現したもので、3回シリーズで行われている(パートIIIは12月4日開催)。
ダウ氏のパフォーマンスの特徴は、氏がまず参加者に直接的なアプローチをし、次いで自然に彼の世界に引き込まれた参加者自身が、氏の投げかけた問題について考え始めるという点にある。
問題を突き詰める真剣さと場をなごませるユーモアの共存、ときに皮肉っぽく、ときに激しく感情をあらわし見る者をどきっとさせるが、会場には同時に笑いも絶えなかった。なごやかな緊張感、そして鑑賞者ひとりひとりが自分自身の「it」について考え始めた余韻も含めて、すばらしい一夜だった。
パフォーマンスの成功は、ダウ氏自身の人間的魅力によるところが大きい。もはや自分のアイデンティティにはこだわりたくない、と語るダウ氏は、近年の「ジャントゥン・ピサン:木のこころ 人のこころ」(「バナナの葉の下ではすべての人は平等である」という合い言葉のもと、現在行っているプロジェクト)のように、より普遍的なテーマを自らに課し、さまざまな人たちとコミュニケーションを重ねている。6ヶ月もの長期にわたってダウ氏と交流、協同できる幸せ!、福岡アジア美術館に大感謝です。
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会場:福岡アジア美術館
日時:1999年11月20日
問い合わせ先:Tel. 092-263-1103 福岡アジア美術館 学芸課交流係 |
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学芸員レポート[福岡県立美術館] |
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ヴォッヘンクラウズールも参加した、子どもたちのためにワークショップ「アート・ピクニック'99」(11月28日)終了後、ヴォッヘンクラウズールの今回のプロジェクトのネット掲示板“WochenKlausur in Fukuoka”上で、ワークショップをめぐる意見や批判が展開された。
交流ばやりの昨今、ワークショップは頻繁に行われているが、悪くいえばやりっぱなしの場合が多く、終了後の反省や問題提起を耳にすることはあまりないように思う。今回のやりとりは、ワークショップの参加作家と参加者の保護者という実体験者からの建設的な批判で、ワークショップばやりの美術館事情に問題(作家まかせで終わっていないかなど)を置き換えても有効で、興味深く身につまされる点が多かった。
単なるサービスではなく、地域の人や子どもと一緒だからつくりあげられる、再考できるアートの在り方を求めるために、ワークショップをめぐるマネジメントの問題はもっと深めなくてはならない。
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