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「月の岬」作・松田正隆、演出・平田オリザ |
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9/15~9/17 近鉄小劇場・大阪 |
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ひさびさに芝居を観に行った。松田・平田コンビ「月の岬」は観のがしていたので、再演は待ち遠しかった。近親者や周囲に暮らす小さな島の人々も、それぞれがそれぞれのプライヴァシーを持っている。からみ合う人間模様が見え隠れするにもかかわらず、とてもクールに舞台は進んでゆく。長崎弁のリズム、というよりこれは平田のリズムなのだろうか。
[9月16日〈土〉 原久子] |
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潤井一壮展 |
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9/12~9/17 ギャラリーはねうさぎ・京都 |
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ドットコム娘をご存じだろうか? インターネット上で、すでにデビューを果たしている女の子たちのグループだ。彼女たちのプロモーションヴィデオの監督としてプロデュースする側の一人が潤井くん。で、娘さんたちの普段の会話や写真を、モニター上ではなく編集して、幅広のロール紙にプリントし、床に絨毯のように敷いてしまった。なんだか、とっても嘘っぽくて。バカバカしくて。どうせやるのなら画廊の壁にも天井にも貼るとか……(見たくないけど)。
[9月17日〈日〉 原久子] |
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田邉晴子展「眠れる館」 |
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9/16~10/7 イムラ・アート・ギャラリー・京都 |
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3フロアある会場中、どこをみても眠っている人しかいない。胎児のように、膝をかかえるように裸で眠る人たちの写真が透明のクッションなどのうえにプリントされている。真っ白のギャラリー空間に白いソファ、白い額……。眠るというのは、生きるためにすることなのだそうです。年をとると眠らなくなる?? 村田さんちのニコちゃんはきっとよく眠るのでしょうね。
[9月22日〈金〉 原久子] |
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少年少女科学クラブ SILENT・CURE・IMAGES |
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9/22~9/24 立体ギャラリー射手座 |
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実験用のシャーレに映し出される映像。劣化したように見える画像イメージがぎこちなく流れる。弧 を描くようにシャーレをのせた箱が30個ずらりと配置されている。それぞれが青白い光を放ちながら浮き上がったように、謎の映像を映す。なにが映っていたのかは見た人だけの秘密だ。
[9月22日〈金〉 原久子] |
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愛はアートを救う |
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9/28 名古屋港ガーデンふ頭20号倉庫 |
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dotメンバーの挨拶風景 |
名古屋に20代のアーティストたちが自主運営するdotというアート・スペースがある。とても広いし、彼ら自身が古い建物を改装して、なかなか素敵なスペースになっていた。それが、去る9月11日の大雨で浸水するという被害に遭った。復旧には資金が必要だ、ということで、彼らを応援するパーティが開かれた。原田真千子によるスライド・トーク「アートスペース・アイデンティティ」、坪内浩文によるテルミン&オンド・マルトノ演奏、伊藤公雄による「コミュニティ通貨の提案」などのプログラムが惜し気もなく披露された。参加費はdotに寄付される。ちょっと遅れてしまったが、友人から預ったお金を携えて駆けつけてよかった。早く皆さん元気になってね。
[9月28日〈木〉 原久子] |
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