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Exhibition Reviews & Guide ..

彦坂尚嘉の起源展
1/15〜2/3 ギャラリー手[東京]
 
 
彦坂尚嘉の起源展
彦坂尚嘉の起源展
70年代後半の「ウッド・ペインティング」のドローイングが約200枚、壁から天井までびっしりと。あの奇妙な輪郭やゴチャゴチャした線がどのように決められ、なにに由来していたかがわかる。ほしいものもあったがバラ売りはしないそうだ。
[1月18日〈木〉 村田真]
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倉重光則展
  1/9〜20 ギャラリー現[東京]
 
 
倉重光則展
壁面のサイズに合わせて蛍光管が縦横にインスタレーションされている。なんか70年代に戻ったみたいでなつかしいような。
[1月18日〈木〉 村田真]
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太田三郎展
  1/9〜20 コバヤシ画廊[東京]
 
 
太田三郎展
長野県の無言館が所蔵する戦没画学生の作品を切手の絵柄にあしらった作品。いや、切手ではなく切手風の作品。いずれ使える切手もつくってほしいね。
[1月18日〈木〉 村田真]
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講演「荒川修作が現在、考え計画している新しい街づくりと新東京建設について」
  1/18 東京ウィメンズプラザ・ホール
 
 
荒川修作
「20世紀はなぜこんなに悲惨になってしまったのか」という視点から、講演の前半はこの100年間を荒川流に切り捨て、なぜ自分が「建築」に向かったのかを述べた。半分くらいしか理解できませんでした。 後半は、臨海副都心や都立大跡地を想定した彼の街づくり計画についてプレゼン。徐々に舌がなめらかになって、最後はノリノリ。「この10年、日本にセールスに来ていたけど、どこも相手にしてくれない」「日本の都市計画は料亭で決まる。そんな国はアフリカにもない」「《養老天命反転地》は20%くらいしか実現してない。ずいぶん法を破ったから、ほかの計画もご破算になった」 「私の街は仮設の街。ある瞬間は物質で、ある瞬間は光の束で、あるときはイメージ。クォンタムと同じ街」。本気で言うからスゴイ。
[1月18日〈木〉 村田真]
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「イスラエル美術の現在」展
  1/20〜3/20 埼玉 県立近代美術館
 
 
イスラエル美術
海外で日本の現代美術展が開かれると、当地の人はそこに日本的なるものを見出そうとしたり、逆にそこから日本的なるものを類推しようとしたりする。たとえそれが大きな勘違いを生み出そうとも、それはごく自然な鑑賞態度であるし、だいいちそうでなければ国ごとの展覧会を組織することの意味がないではないか。だから日本でイスラエルの現代美術展が開かれるとき、そこにユダヤ的なるものを見出そうとしてもなんら非難される筋合いはない。 問題は、われわれが感じる「ユダヤ的なるもの」とはどういうものかだ。まず思い浮かぶのはナチによるホロコーストであり、イスラエル建国以来の中東戦争であり、その遠因となった紀元前のバビロンの捕囚やディアスポラだろう。これほど戦争や死など負のイメージが強い「国」はほかにないのではないか。そして、たしかにペニ・ヤスール、アモス・ギタイ、シガリット・ランダウら何人かの作品にはそうしたイメージがつきまとうのは事実だ。しかし、(以下長いので省略)。
[1月20日〈土〉 村田真]
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「記憶の賞味期限」展 勉強会
  1/21 神戸アートビレッジセンター会議室
 
 
「記憶の賞味期限」展
「記憶の賞味期限」展
昨年3月のトヨタ・アートマネジメント講座神戸セッションの受講者の有志が集まって続けてきた自主トレ編。展覧会づくりははじめてのメンバーが、自分たちの手で展覧会等の催しを企画運営してみようというものだった。出品作家の制作コンセプトを、企画に参加したメンバー自らが実際に体験しつつ理解しようと、ワークショップを行なった。現役大学生から60代の社会人まで、紆余曲折の10カ月を見てきただけに、なかなかのいいムードにこちらもニッコリ。 いよいよ3月15〜18日にせまった展覧会(神戸アートビレッジセンター)に向けて最終調整がんばってネ。
[1月21日〈日〉 原久子]
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