時期を少しずつずらしながら4会場で展示する障害者の作品展。ヨコハマポートサイドギャラリーではオランダとネパールの絵画作品、横浜ランドマークタワーではネパールと日本の立体作品、横浜市民ギャラリーでは日本の絵画・立体作品。まだ始まってないけど横浜ラポールでも展示される。比較するのもなんだが、日本の絵画がもっともインパクトがあった。とくに横浜市民ギャラリーの大江正彦と佐々木卓也の偏った趣味には唖然とさせられる。同展企画委員の山本豊津氏によれば、おもしろい作品が生まれてくる背景には指導者であるアーティストとの密なコミュニケーションがある、とのこと。これは意外だった。他者との交流を拒絶するから極端に偏った作品が生まれてくるのだろうと思っていたのに、偏っていたのは私の見方のほうだったのですね。やはり奥が深い。
[10月28日(日) 村田真]