首都圏の美術家が自主運営するアートスペースの主宰者を集めたトークイベント。横浜の
スタジオBIG
ARTの井上仁行と當麻洋子、神宮前の晶アートの深瀬鋭一郎、国立の(こくりつじゃないよ)
FADs
art spaceの開発好明という面々で、司会は現代美術製作所の曽我高明氏。先月も横浜のスクラッチタイルで原Q(原久子)が関西のオルタナティヴスペースを紹介していたが、首都圏でもこの2-3年に雨後の竹の子のごとくできている。でも、大阪の
クリーンブラザーズのように経営基盤を確立しているところは少なく、なんとなく仲間が集まってなんとなく場所が借りれてなんとなくできちゃったみたいな、非戦略的なところが心配だ。まあ、このようなスペースが増えているのも、不景気で不動産が安く借りられるいまだけなのかもしれない。
[10月7日(日) 村田真]