I really hated Japan. I thought it's just boring.

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自分の生まれた国のことを好きになれないなら、好きになる必要はないし、社会に馴染めないなら、無理に合わせる必要もないと思う。

最新のThe Wireに、音楽家、恩田晃についての素晴らしい記事が6ページに渡り掲載されていて、彼の音楽がどこから来たのか、なぜ美しいのか、その果てしない質問の答えのいくつかが、この記事の中で読めたように思う。

韓国人の父親のもと、奈良で生まれた恩田晃は、幼少時代を近所の部落の少年たちと過ごす。親も、彼らと遊ぶことを止めなかったし、恩田さん本人も彼らとはよく気が合ったという。

ただ、日本の社会とは一向にそりが合わなかった。幼稚園で昼寝を強制されたことに反発し4日で辞めて以降、保守的で厳格な日本の教育機関が、彼にはどれほど退屈で意味がなかったか。校内唯一の長髪、5年間一言も口を聞かずに過ごした学校での日々が、詳細に描かれていて興味深かった。

11歳になったとき、恩田さんは韓国人名で書かれた父親の日記を発見する。日本で外国人として過ごした若かりし父親の日々は、彼に、自分もこの国ではよそ者なんだという事実を発見させる。ならば、この国のルールに従う義務はないという自覚が11歳の恩田少年に芽生える。

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理由は何であれ、社会に馴染めない人はいつもいるもので、社会が悪いのか、それとも自分が悪いのか、いくら考えても答えがない場合は、まさに恩田さんがやったように、さっさと自分に合った国や社会を見つけて引っ越してしまうというのはどうだろう?まして、ミュージシャンやアーティストである場合、自分のことを必要としてくれる社会を探すことは、大切な仕事のひとつかもしれない。いや、ミュージシャンやアーティストでなくても、自分を必要としてくれる社会を見つけることはわりと大切なことのような気がする。恩田さんが言うように、世界には日本という国しかないわけではないのだから。


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また、逆に、同じ気持ちを抱いてこの国へ入って来ようとする人たちがいることも不思議ではないし、彼らの進路を、僕たちはけっしてふさいではいけない。

いつの日か、人種や言語や出生地に縛られることなく、思想によって地域が形成される時代はくるだろうか?

機会があれば、ぜひ恩田さんの音楽を!カセットテープをテーブルにいっぱい並べて行われるライブも、とても美しいので、ぜひ!


So Many Magazines, So Little Time 9

ブロガー

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