The world seen through a golden eye

| | コメント(0)



こんにちは、オードリーです。
今回は、パリの13区で見つけた地球儀(球体)の話です。


globes.jpg
globe-2.jpg

ヴェニスの地図製作者であったヴィンチェンツォ・コロネッリは、Le Roi Soleil(太陽の王様)として知られる、フランスの王、ルイ14世よりふたつの球体の制作依頼を受けました。

ヴィンチェンツォは、2年の歳月を費やし、それぞれの重量2トン、直径387センチの2つの球体を完成させたのです。ひとつは宇宙を表現していて、美しい動物の形をした星座を見せてくれます。



Coronelli_Portrait_2.JPGVincenzo Coronelli (1650 - 1718)



そして、もうひとつは地球を表しています。これは歴史的にも、また地理的にも興味をかき立てられるものです。カリフォルニアは島であり、日本は存在せずに、オーストラリアの境界は、はっきりしないところがいくつかあります。この地球儀は、ルイ14世の権力を誇示するためであり、フランスの植民地や大陸発見を示すために作られました。なので、中立というわけにはいきませんが。。。


globe-3.jpg


それでも、この2つの球体の美しさは信じられないほどで、驚くべき仕事です。木の骨組みをキャンバスが覆っていて、ペインティングは緻密で強烈で、丸い表面を見ていると目をどこで止めていいのかわからなくなります。

この2つの球体は、サイズの大きさのためあまり世間の目に触れることはありませんでしたが、あの美しいフランス国立図書館(フランソワ・ミッテラン図書館)で現在公開されています。
もしパリにお越しの際は、お出かけください。目にする機会は、めったにないでしょうから。


BNF.jpgBNF ( Library Francois Mitterand)/フランス国立図書館(フランソワ・ミッテラン図書館)


 Vincenzo Coronelli a Venetian  cartographer was asked to build these two globes for French king Louis XIV, Le Roi Soleil.
 It took him 2 years to build the pair, each of them weights 2 tons and  have a diameter of 387 cm. One represents the cosmos showing some fantastic animals shaped constellation.

 And the other shows the earth, the piece is historically and geographically interesting, California is an island, Japan doesn't exist, Australia has some blurred limits, the globe had for mission  to show the power of Louis XIV, the French discoveries, colonies... not neutral.

 But it's aesthetically that the globes are unbelievable, an amazing work, they made of a wooden structure covered by a canvas. The paintings are precise and intense, eyes don't know where to stop while looking at the round surface.


globe-1.jpg


 Due to their size, the globes didn't appear  that much since their making, but  they are now showed in the beautiful BNF ( Library Francois Mitterand).

 If you're in Paris, go see them, we might have never seen something like that.




ブロガー

月別アーカイブ