展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

オペレーションの思想 戦後日本美術史における見えない手

著者:富井玲子

発行:イースト・プレス
発行日:2024年11月6日
サイズ:A5判、448ページ

1960年代、現代美術はこれ以上なく燃えさかっていた!
ラジカルかつダイナミックに表現とオペレーションに取り組んだ日本の作家たちの全貌。
戦後日本美術を俯瞰し、グローバルかつ脱西洋中心主義的な視点から、その到達点を示し、近現代美術の100余年の歴史を支えてきた見えない仕組み(=オペレーション)を看破する画期的論考!

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ルーヴル美術館 ブランディングの百年

著者:藤原貞朗

発行:講談社
発行日:2024年11月14日
サイズ:四六判、288ページ

なぜ、数ある美術館のなかで、ルーブルだけが特別なのか?
…繰り返される国内紛争と政権交代に翻弄された苦難の時代を経て、現代アート、モードや漫画をも「古典」と成して飲み込み文化国家フランスを荘厳する「偉大なるルーヴル」が生み出されるまでの百年は、戦略と欲望、政治と資本が渦巻く歴史に彩られている。…豊富な図版と多彩なエピソード満載、驚くべき発見と鋭い洞察に満ちた興奮の美術史!

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生きのびのためのアート 現代ロシア美術

著者:鴻野わか菜

発行:五柳書院
発行日:2024年11月26日
サイズ:B6判、406ページ

不穏な空気が世界をおおっている。突きつけられるアートの存在意味。著者は、日々葛藤するロシア現代作家たちの創作現場に出向き、彼らの言動に耳を傾ける。

 

ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

発行:美術出版社

発行日:2024年12月2日
サイズ:A4判、320ページ

20世紀を代表するアーティスト、ルイーズ・ブルジョワ。日本では27年ぶりとなる大規模個展の公式図録。

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皮膚のデザイン

 

著者:廣川玉枝

発行:晶文社
発行日:2024年12月4日
サイズ:四六判、350ページ

衣服の根源的な力を信じ、身体を拡張する──世界の第一線で活躍する著者待望のデザイン論!
レディ・ガガへの衣装提供、ニューヨーク近代美術館(MoMA)での展示・作品所蔵、芸術祭での展示など、世界的に活躍する廣川玉枝初となる著書。代表作であり身体全体を覆う革新的な衣服「スキン シリーズ」に込めた〈身体の夢〉への想い、共同体を包む〈皮膚〉の概念等、ファッションにとどまらない活躍の根源にあるデザイン思想が今語られる!

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画家たちの「肖像」 ジョン・バージャーの美術史 古代―近代

著者:ジョン・バージャー

編集:トム・オヴァートン

訳者:藤村奈緒美

発行:草思社

発行日:2024年12月5日
サイズ:四六判、392ページ

英国最高峰の批評家が、満を持して美術史に挑む。レンブラント、ゴヤなどの評論を収録。作品に全身全霊で向き合ったものだけが到達する、美術批評の極北。

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画家たちの「肖像」 ジョン・バージャーの美術史 近代―現代

著者:ジョン・バージャー

編集:トム・オヴァートン

訳者:藤村奈緒美

発行:草思社

発行日:2024年12月5日
サイズ:四六判、400ページ

批評家としてのバージャーの全体像を余すことなく伝える、革命的美術史。50年以上にわたる執筆活動から生まれた、ポロック、ベーコン評などの珠玉の作品を収録。

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サヴォワ邸の明るい時

著者:ジャン=マルク・サヴォワ

絵:ジャン=フィリップ・デローム

訳者:戸田穣

発行:鹿島出版会

発行日:2024年12月18日
サイズ:A4変形判、60ページ

1929–30年にル・コルビュジエによって建設された世界的に有名なサヴォワ邸は20世紀建築を象徴する建物となった。しかし、この郊外住宅を注文したピエール・サヴォワとウジェニー・サヴォワとはどのような人物だったのだろうか。どうして彼らはル・コルビュジエに依頼したのだろうか。彼らが「明るい時」と呼んだこの住まいでどのような生活を彼らは送ったのだろうか。

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