東京都写真美術館等を舞台に、「総合開館30周年記念 恵比寿映像祭2025」が開催されます。

恵比寿映像祭では、映像という言葉を限定的に用いるのではなく、映像をめぐるさまざまな選択肢に目をむけ、多様化する映像表現と映像受容の在り方を、あらためて問い直してきました。芸術と映像が人にもたらしうるオルタナティヴな価値観(ヴィジョンズ)の生成を促し、存続させていくためのプラットフォームとして、発信を続けています。

毎回テーマをかかげ、「映像とは何か」という問いを投げかけながら、国内外の映像表現を紹介する歳月のなかで、映像を取り巻く状況は大きく変化し、映像を規定する枠組みやテクノロジーも多様化しています。

このような映像をめぐる社会状況の変化のなかで、引き続き「映像とは何か」という問いを深めていくために、「恵比寿映像祭2025」では、第2回を迎える「コミッション・プロジェクト」(3階展示室)で、選出された4名のファイナリストの新作が展示されます。

<参加アーティスト>
杉本博司、オーラ・サッツ、宮井陸郎、安井喜雄(ゲスト・スピーカー)、林勇気、藤幡正樹、平野克己、イトー・ターリ、松井 宏、エレオノール・マムディアン、牧野 貴、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット、村木良彦、小森はるか、城之内元晴、ヘイデン・ゲスト(ゲスト・プログラマー)、ほか。
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開催プログラム

■コミッション・プロジェクト
日本を拠点に活動するアーティストを選出し、制作委嘱した映像作品を“新たな恵比寿映像祭”の成果として発表する「コミッション・プロジェクト」。今回は、4名のファイナリストである小田香、小森はるか、永田康祐、牧原依里による新作を、総合テーマ「Docs —これはイメージです—」と連動させながら3階展示室で具現化します。
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■展示
総合テーマ「Docs —これはイメージです—」を踏まえ、ドキュメンタリーの視点から写真や映像を主とした様々な表現を展示し、「ドキュメント/ドキュメンタリー」を、言葉とイメージの関係性を通して再考します。
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■上映
劇映画から、実験映画、ドキュメンタリー、アニメーション、現代美術作品まで、日本初公開作品を含め、国内外から多様な作品が集います。上映後には、監督やゲストを招きトーク・セッションを開催。
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■オフサイト展示
テキスト、音楽、映像の断片の組み合わせによる制作で知られるアメリカ出身のトニー・コークスの作品を、訪れた人々すべてに新たな鑑賞体験を提供する屋外作品が登場します。
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■ライヴ・イヴェント
東京都写真美術館1階ホールや各展示室を会場に、従来の映像の枠を超えたパフォーマンスが行なわれます。
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■シンポジウム
総合テーマ「Docs —これはイメージです—」や映像アーカイヴを掘り下げるシンポジウムやトーク・セッションを行ない、多彩な登壇者を迎えて開催。
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■スペシャルトークセッション
プログラムに関連したスペシャルトークセッションが行なわれます。
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■教育普及プログラム
さまざまな世代の方がフェスティバルをより楽しめ、制作を通して映像や写真についての理解を深められるような教育普及プログラムが多数。
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■地域連携プログラム
恵比寿近隣の地域で活躍するアートの担い手がそれぞれの文化施設で選りすぐりの展覧会ほか多彩なイヴェントを開催。
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会期:2025/01/31(金)~2025/02/16(日) *コミッション・プロジェクト(3F展示室)のみ3/23(日)まで
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)、恵比寿ガーデンプレイス各所、地域連携各所ほか
開館時間:10:00〜20:00*最終日2/16は18:00まで(入館は閉館の30分前まで)
*コミッション・プロジェクト(3F展示室)のみ10:00〜18:00(2/18~3/23/木・金は20:00まで)
入場料:無料*一部のプログラム(上映など)は有料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館、日本経済新聞社
問い合わせ先:東京都写真美術館
TEL:03-3280-0099(代表) 10:00〜18:00(月曜休館)
公式サイト:https://www.yebizo.com/jp/