神戸・六甲山上を舞台とした現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」(2025/8/23[土]~11/30[日])の開催にあたり、公募部門の作品プランの募集が行なわれます。
「神戸六甲ミーツ・アート」は、2010年からこれまでに、延べ580組以上のアーティストが参加し、招待アーティストのみならず、公募で選出されたアーティストの作品も展開されてきました。若手アーティストを含め、今後の活躍が期待されるすべてのアーティストの作品発表の場となっています。
今回の募集では、前例にとらわれないアーティスト自身から湧き上がる新しい表現が求められています。応募についての詳細は、下記及び公式サイトをご覧ください。
<テーマ : 環境への視座と思考>
六甲山はかつて樹木など天然資源の乱用により、荒廃しました。その後、明治期に来訪した居留外国人や多くの先人達の努力によって、現在は緑豊かな環境を取り戻し、新しい生態系も生まれつつあります。そうした歴史をもつ六甲山で行われる芸術祭の今年のテーマは「環境への視座と思考」です。ここでの環境とは、六甲山の自然・歴史・文化はもとより私たちの社会、世界の有り方までを含む概念です。アートの展観を通じて、より広く多様な視点で環境を見つめ思考する契機が生まれることを望みます。 * 「視座(しざ)」とは、物事を考えたり判断したりする際の立場や視点、ものの見方を指す。「視点」よりも広い意味合いを持ち、より高い位置や異なる角度から物事を捉える場合に使われる。
公募作品の応募について
1.募集期間
2025/02/01(土)~2025/04/06(日)
2.応募基準
アーティスト自身から湧き上がる前例にとらわれない新しい表現を求めます。
・六甲山の自然や景観、歴史、文化、会場施設等の特性を活かし、自由な発想や創造力で芸術文化の魅力を高め、発信出来る作品を募集。
・作品のジャンルや手法、素材、形態、サイズなどは自由。
・作品設置、維持管理、搬出までアーティストの責任において実施できること。
・屋外を中心に展示を行うため、どのような天候・自然環境にも耐えられる作品であること。
*一部屋内会場があります。
*耐久性を十分に考慮した作品については、本芸術祭終了後に神戸市内の他の場所で再展示することを目的に、神戸市が購入する場合があります。神戸市購入実績:加藤 美紗「溢れる」、武田 真佳「case」(2024年JR灘駅南側駅前広場展示)
3.応募資格
年齢や国籍、プロ、アマチュア、個人、団体などは一切問いません。
4.応募方法
公式サイト記載の公募要項を参照のうえ、2025/04/06(日)までに、下記いずれかの方法で応募。
(1)Web応募 締切:2025/04/06(日)23:59
(2)郵送 締切:当日消印有効、持ち込み不可
*詳細はこちらをご覧ください。
5.合同下見会・オンライン質問会
キュレーター、事務局スタッフが各会場を案内する合同下見会を3/15(土)、3/16(日)に開催予定。現地下見が難しい方向けにオンライン質問会を3/21(金)に開催予定。
*詳細はこちらをご覧ください。
6.応募後の流れ・「公募大賞」について
4月下旬に行なう1次審査(審査員と総合ディレクターによる書類審査)で入選したアーティストは、芸術祭に向けて8/20(水)までに作品を制作・会場に設置。入選者には制作補助金として30万円(税込)が支払われます。その後、8/21(木)に2次審査(審査員による完成作品の審査)が行なわれ、以下の通り〈神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond公募大賞〉を決定。受賞作品は8/22(金)に発表。
◆グランプリ(1組) 150万円
◆準グランプリ(1組) 50万円
◆奨励賞(2組) 30万円
7.審査員
雨森信(インディペンデント・キュレーター)
小山田 徹(美術家/公立大学法人京都市立芸術大学美術学部教授)
三分一 博志(建築家「自然体感展望台 六甲枝垂れ」設計者)
中野仁詞(公益財団法人 神奈川芸術文化財団 学芸員/東北芸術工科大学客員教授)
林寿美(インディペンデント・キュレーター)
森司(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 事業部 事業調整課長)
内藤紫都
六甲山観光株式会社 営業推進部係長
神戸六甲ミーツ・アート2025 beyondキュレーター
*書類選考(1次審査)は、上記に加え、総合ディレクター高見澤清隆が審査員として参加。
8.公募についてのお問い合わせ
E-mail:rma-info@rokkosan.com>
*公募に関するお問い合わせはe-mailのみ。
「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」 開催概要
会期:2025/8/23(土)~2025/11/30(日)
会場:ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、風の教会エリアほか
主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社
総合ディレクター:高見澤清隆
事務局:神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond 事務局
公式サイト:https://rokkomeetsart.jp/news/detail/rma2025/