川瀬巴水展──東京風景版画
現川瀬巴水(本名・川瀬文治郎)は、1957年(昭和32)に亡くなるまで600点を上回る木版画を制作し、そのほとんどが風景作品であったため、「昭和の広重」とも、「旅情詩人」とも呼ばれました。巴水の作品は、戦前より海外でも高い評価を得ており、欧米の数多くの美術館・博物館に所蔵されています。
この展覧会では、川瀬巴水の作品のなかでも、東京を描いた風景画を取り上げます。震災後のシリーズ「東京二十景」の原画(水彩)や試刷を、完成作品とあわせて展示し、版画制作の過程を明らかにいたします。また戦前の巴水が映された貴重な映像フィルムや、晩年に制作された映画を会場で公開いたします。[広報資料より]
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