高橋聡之輔展
12/4〜16
ギャルリ・ウー
［大阪］
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端がめくれた粗いくて分厚い布の上に、灰や炭、貝殻をすりつぶしたものなどで自作した絵具で描かれた絵画作品。うち2点の大作は、吹きさらしのテラスに吊り下げられて展示された。描かれた風景は作者の故郷・水戸の風景。無名の通りや廃屋、人影のないデパート屋上、満開の桜が選ばれている。そうした手法、モチーフ、作品の表情から垣間見えるのは、自分にとってのリアリティを希求するアーティストの切なる感情だ。不器用なまでにゴツゴツした作品だが、その思いは確かに伝わった。
［12月4日 小吹隆文］
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