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大原美術館 眞板雅文/棟方志功展 |
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あけましておめでとうございます。 岡山周辺では、今年もまた、あれこれ目の離せない<市民レベル>の文化活動が胎動しています。 それも、続々と若い世代や、パワフル社会人が参入してきて、推進する人々の顔ぶれも、ずいぶんと多彩になり、また入れ替えも進みつつあります。 私自身は、このところ、街中のことはウォッチャーに徹し、仕掛人からは一歩引いておりますが、それだけに、そのような様々な動向を的確に、この場所へとご紹介させていただければと思います。 もっとも、遊んだり、充電している暇もありません。 なんといっても、大原美術館のことだけで、手一杯。 と、言うか、大原美術館のことをやっていると、おのずと周辺の街中に関わることになるので、まあ、倉敷のことで手一杯ということになるでしょうか。 今年も、大原美術館は、イキマスよー! まずは2月はじめから、公開制作で始まる眞板雅文さんの作品展示。 四方を白壁の土蔵(展示室です)で囲まれた砂地の中庭には、天へと伸びる竹の大型作品を、その土蔵(展示室)の一角にある、通常は棟方志功を展示する部室には、石とブロンズの彫刻作品を展示。 中庭の作品は、ベンチでもあり、花壇でもあり、ステージでもあり。そしてまた作品達は棟方はじめ、たくさんの先人達へのオマージュでもありという、スケールも、思いも、深く大きな作品たちが、なんと11月までロングラン展示されます。 もしかしたら、美術館敷地を飛び出すかも!? 8月になると、生誕100年をむかえる棟方志功展を大規模に開催。 倉敷、そして大原とゆかりの深い棟方の真髄を、ぞんぶんにお見せいたしましょう。 いっぱいすぎる見所を、あれこれ紹介できませんが、日頃は、その全てをお見せできない大原美術館所蔵作品を、思い切り紹介させていただくだけでも、それは、それは、すごいですよ。こちらも11月までのロングラン。 それに、棟方は、展覧会だけでは済まないかも。倉敷で棟方祭?!、え〜ね・ぶ・た?!。 もうひとつ8〜9月に、もしかすると、国際的な活躍を見せるアジアの女性作家をご紹介できるかもしれません。 昨年は、同時期に、所蔵の1990年代以降の作品を、児島虎次郎記念館で贅沢に空間を使いながら展示いたしましたが、今回は、それ以上の、スケールと繊細さになるでしょう。なんとかできますように。 10月を過ぎると、昨年は、福田美蘭さんによって素晴らしい展示となった有隣荘特別公開があります。 今年は、年齢・性別・作品と様々な意味で美蘭さんとガラッと反対な、でもやっぱりアバンギャルドな大巨匠をお迎えできるようにお願いをしております。 もしうまくいくと、秋の倉敷は、これら4つの企画展示画同時開催となるかも。それに、昨年2日間で5万人を集めて大成功だった倉敷屏風祭りも、実行委員の皆様が、やる気満々だから、今年もおそらく、パワーアップして開催されるでしょう。 もうそうなったら、倉敷アートフェスティバルって名乗っても良いのでは? この他、大原美術館では、1〜3、4〜6月と、月1回連続3回の、高階秀爾館長自らの美術講座。それに8月はじめには、毎年恒例の美術講座。 それに8月後半には、昨年は2日間で6,000名が集まったチルドレンズ・アート・ミュージアムも開催予定。 ほ〜ら 今年も、大原美術館は、イクでしょ! でも、もちろん、エル・グレコに、ゴーギャン、モネ、ルノワールなどの西洋絵画に、近代日本を代表する絵画の数々、河井寛次郎に富本憲吉、浜田庄司の作品達、その他、あれこれ様々な所蔵品が、みなさまをお待ちしております。 それから、大原美術館サポーターズメーリングリストにご登録いただければ、毎週1度のメルマガで最新の詳細情報をお知らせいたします。こちらはホームページwww.ohara.or.jp/のTOPから、簡単に手続きできますから、ぜひ仲間に加わってください。 と、いうことで、本年もよろしくお願いいたします。 う〜書いてるだけで疲れてきた。これだけ、誰がやるん?
[やなぎさわ ひでゆき] |
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