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第14回現代版画コンクール |
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1/7~18 大阪府立現代美術センター[大阪] |
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多摩美術大学大学院在学中の藤井哲(75年生)の作品《snowstorm》が大賞。縦2m近くあるモノクロの木版の大作だった。入選46作品のなかで個人的に興味をもった作品は1点。浮田恵《野球小僧》という銅版画で、ところどころ、紙の間にガラスの破片がコラージュされていた。ガラスの表面にも野球小僧たちがうようよとプレイしていた。
[1月8日(火) 原久子] |
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ART-EX派遣作家帰国報告展 安喜万佐子 |
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1/7~18 大阪府立現代美術センター[大阪] |
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英国エジンバラに大阪府のアーティスト・イン・レジデンスのプログラムで派遣された安喜万佐子の個展。以前は会場に万遍なく光がいきわたるような展示だったと記憶しているが、今回はやや暗めの会場で壁の作品にポイントをおいて照明をあてる方法になっていた。描き出されたものが風景として浮かび上がってきた。
[1月8日(火) 原久子] |
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山田佐保子展 Pigeon/Vision――鳩の部屋 |
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12/21~1/31 ノマルエディション/プロジェクト・ルーム[大阪] |
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これまでは、山田は対象を分割して撮った写真をつなぎ合わせて立体的な作品をつくってきたが、《鳩の部屋》は文字通り、空間全体がひとつの作品になっている。鳩の集まる近所のお寺の境内の様子をとらえたものだが、鳩が飛び立とうとしたり、地面にあるものをついばんだりしている。時間をすっとはぎ取って、空間を移動させたような、一瞬の動きを感じることのできる作品だ。ただ、鳩が嫌いな人には酷な展覧会かもしれない。入口に立ったまま入れなかった人がいたと聞いた。しかし、それほどリアルな衝撃を与えたのだとしたら、作品としては成功ですよね。
[1月8日(火) 原久子] |
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松尾藤代 TOTAL
LOSS ROOM 2002 |
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1/7~19 CUBIC
GALLERY[大阪] |
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窓をすでに10年描き続けているという松尾藤代。芯は強いが、そこはかとない可憐さが漂う作品。今日ははじめて本人に会った。堂々としていて、何にも動じないといった雰囲気の人で、なおかつ色気を感じる人だった。勝手に作品から想像していた人物像とはかなり印象が違った。もっと本人を知れば作品との距離が縮まるのだろうか。
[1月8日(火) 原久子]
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『オテサーネク~妄想の子供~』試写会 (原作・脚本・監督:ヤン・シュヴァンクマイエル) |
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1/8、9 應天院レクチャールーム[大阪] |
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子供に恵まれない夫婦が、木の切り株を自分たちの赤ちゃんに見立てて育てはじめたのを発端に、可愛いはずの赤ちゃんが巨大に成長する。ミルクではもの足らなくなり、ある日夫婦の留守中に郵便配達員を食べたところから、さらに物語は激しく展開し、犠牲者は増える一方。絵本と少女の想像と現実の世界を行き来する奇想天外な物語。あってはならない方向へとどんどん事が暗転してゆく。登場人物のキャスティングもいいし、実写とアニメーションとの切り替わるタイミングもテンポがいい。久しぶりに面白い映画を観た気がした。
[1月9日(水) 原久子] |
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松本春崇展 |
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1/7~2/2 ギャラリーGAN[東京] |
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ギャラリーGANの移転オープニング展。同じビルにプロモ・アルテとスカイドアも入っているので、画廊まわりには便利かも。《4ism》と題する松本の作品はどれもキャンヴァスに4つのイメージが描かれている。キャンヴァスは四角四辺だ。おみやげに4つの紙コップをもらった。でも作品は4点以上あった。作者は1人だった。
[1月11日(金) 村田真] |
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『キューバ現代美術の流れ』出版記念展 |
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1/11~2/2 プロモ・アルテギャラリー[東京] |
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ラテン・カリブ美術専門のギャラリー。キューバの現代美術が流れていた。今年は11月にハバナ・ビエンナーレがあるそうだ。
[1月11日(金) 村田真] |
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TOMOKAZ KANO展 |
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1/6~12 スカイドア[東京] |
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バスキアの個展かと思ったらピカソもあった。でもTOMOKAZさんの個展。
[1月11日(金) 村田真] |
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