幼稚園からはじまり塾、予備校、大学まで全部で8ホール。ミニゴルフゲームなんだけど、プレイをはじめるとこれが案外はまってしまう。スコア=32は、初回にしてはまあまあの出来だとか。毎日寄ってはクラブを振ってゆく学芸員もいたそうだ。 [10月5日(土) 原久子]
にこブーと木場公園で遊んでから美術館へ。「QUOBO」はベルリン発の現代美術展だが、どういう意味かというと、意味のない造語だそうだ。それはわかりやすい。入ってすぐのとこにあったカールステン・コンラートの廃墟みたいな建築模型がすばらしい。次の大きな展示室にあった、床に石膏ボードを敷いて上を歩かせるモニカ・ボンヴィチーニのインスタレーションは、ヴェネツィア・ビエンナーレのドイツ館に瓦礫を敷きつめたハンス・ハーケを思い出させる。あとは……にこブーに気を取られて覚えてない。 [10月6日(日) 村田真]
いまどき気恥ずかしくなってしまうようなタイトルですね。企画は70年代に切れ味鋭い美術評論でデビューした早見尭さん、出品は、色面絵画の今澤正、本の形をしたオブジェの前山京子、ぼんやりした写真の諸星千恵の3人。個々の作品は悪くないけど、展覧会全体としての切れ味はイマイチで、眼差しは空を漂う。 [10月7日(月) 村田真]