ザ・パレスサイドホテルの改装に伴ってはじまった企画「art
in transit」も4回目。毎回少しずつ作品を設置した部屋が増え、3階の24室でアート作品を楽しめる。出品者のひとりである溝江壽之さんに案内してもらい部屋をまわる。前に設置されたものも部屋に馴染んできているように思えるが、宿泊者の反応はどうなのだろう。溝江作品のひとつはテレビの画面にビデオカメラのレンズが観ている人に向けられている、といったもの。チェックインして部屋に入った人はかなり驚くはず。怒り出す人はいないだろうが、あまり長くこの画面を観続ける人もいないかもしれない。 [10月20日(日) 原久子]