一貫してステンレスやガラスを素材として使い彫刻作品をつくってきた、森口宏一の50年間の活動をクールに回顧する個展。70歳を過ぎておられるとは思えないほどに、感性はそのへんの若者よりも若々しい。勿論、豊富な人生経験があってこそ鋭くなっていく感覚もあると言えるだろう。 [10月13日(日) 原久子]