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塩田千春展 |
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9/6~10/12 ケンジタキギャラリー東京 |
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ギャラリー内にタイル貼りの薄汚いプールをつくり、そのなかにベッドを置いている。いいですねー、力づくって感じ。ギャラリーは1階で前面がガラス貼りになっているから、通りがかりの人が見たらなにごとかと思うだろう。
[10月10日(木) 村田真] |
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ダグ・エイケン「ニュー・オーシャン」 |
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8/31~11/17 東京オペラシティアートギャラリー |
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水をテーマにしたマルチスクリーンの映像インスタレーション。同じ映像でもダグ・エイケンみたいなエンドレスの作品なら、いつ見始めてもいいし、いつ見終わってもいいから気楽だ。でも大がかりなわりには感動が薄い。比べるのも変だが、九十九里の海岸をながめているほうがもっと気楽で、もっと発見が多いと思う。
[10月10日(木) 村田真] |
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大塚泰子展 |
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8/31~11/17 東京オペラシティアートギャラリー4Fコリドール |
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オイルペインティングならぬ、ペインティングオイルだけで花を描いた(だから艶しか見えない)《colorless(flower)》。小石を水色に塗った《水の彫刻》。ミニマル絵画みたいなストライプを異なる幅に引いた《ブラインド(閉)》《ブラインド(小開)》《ブラインド(開)》。ダグ・エイケンよりはるかにおもしろい。
[10月10日(木) 村田真] |
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小谷元彦・西尾康之展 |
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9/13~10/14 SCAIザ・バスハウス[東京] |
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今日は造形大の学生を引き連れて藝大に殴り込み、じゃなかった、藝大美術館で校外授業。昨日と同じく陳列館にも寄って、バスハウスへ。小谷と西尾とではずいぶん毛色の違う異色の組み合わせだなと思ったが、こうして並べると一瞬、どっちがどっちだかわからなくなる。それが企画意図のひとつかもしれないが。
[10月10日(木) 村田真] |
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萬野コレ2002
現代美術とのコミュニケーション―Private Luxury |
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10/11~12/8 萬野美術館[大阪] |
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萬野美術館にコレクションされている重要文化財や国宝と、草間彌生、森万里子、須田悦弘といった当代の日本のアーティストたちの作品とが並ぶ贅沢な企画。国宝の天目茶碗に浮かび上がる花びら。その傍らにある須田の牡丹の花びらの彫刻。そして、展示ケースのガラス越しには、《牡丹に孔雀図》を観ることができる。草間のペインティングの連続する模様と、孔雀の羽根の柄が重なるようにみえてくる。
[10月11日(金) 原久子]
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鈴木春信展 |
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9/14~10/20 千葉市美術館 |
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錦絵の創始者ともいわれる春信の、265点もの大量出品。どれもこれも似たような顔、似たような舞台設定、似たようなしぐさの絵であるうえ、同じ版を使った別刷りのものも多いので、いいかげん飽きてくるが、たまに屏風絵や襖絵などを描いた画中画が出てきてハッとする。私見によれば、洋の東西を問わず、画中画の多い画家ほど絵画に対する意識が高いのだ(ほんとかよ)。常設展会場に行くと円山応挙が5点ほどあった。野村和弘も何点かあった。やっぱり肉筆はいいと思った。
[10月12日(土) 村田真] |
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アートプロジェクト検見川送信所2002 |
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10/12・13 千葉市花見川区検見川町市街地 |
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千葉大の学生主導で行なわれてきたケミプロも、はや3年目。今年は送信所跡地から離れて市街地に進出し、当初のモチベーションが変質しつつある。でもアーティストはいままでと同様、コミュニケーション系の間島領一と藤浩志を選んでる。間島は千葉県内の26の市町村長と検見川の町内会長に、「お金は好きですか?」とか「町興しとしてアートは役に立つと思いますか?」といった15項目の質問状を送り、その回答を(無回答の場合も催促のやりとりを)パネルにして空地に展示。これはおもしろい。藤は「チャリ・スタイル」とかビニプラ・コネクションをやっていたらしいが、もはや物体としての作品には興味がないみたい。
[10月12日(土) 村田真] |
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