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情報処理に関わる技術の総称。超高速インターネット、移動通信、光通信、ホームネットワークなどの通信技術と、コンピュータ、ソフトウエア、データベース、マルチメディアなどの情報技術の融合による情報通信技術がその核をなす。1990年代後半、アメリカにおいて、コンピュータと通信技術を利用して従来のビジネス概念を大きく転換させた事例が数多く現われはじめた。家電、自動車、建築、造船といった、既存の製造業が直接的かつ有形価値の創出を重視してきたのに対し、情報通信技術を用いた新しい概念の産業は間接的かつ無形価値の創出に重きを置いた。現在、情報技術は産業だけでなく、社会生活のインフラとしてその重要性が増してきており、生命工学とナノテクノロジーとともに未来社会への希望を表わす用語としても用いられている。